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2012 Fiscal Year Annual Research Report

生物多様性・生態系に配慮した商品についての消費購買意識調査

Research Project

Project/Area Number 23700857
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

稲垣 雅一  東北大学, 生命科学研究科, 助教 (60451548)

Keywords生物多様性 / コンジョイント分析 / 環境配慮型商品
Research Abstract

本研究では,生物多様性・生態系に配慮した商品について消費購買意識調査を行うことで,消費者の生物多様性に対する意識を定量的に把握し,また,生物多様性を維持しながら持続可能な成長を続けていくために必要な施策について検討することを目的している.具体的には,生物多様性・生態系に配慮した商品を例として消費者に対してアンケートを行い,消費者の配慮型商品に対する購買意識についてコンジョイント分析を行った.
このアンケートでは,台所用洗剤を生物多様性・生態系に配慮した商品の例として採りあげた.洗剤の洗浄性能や手肌への影響,除菌効果,そして生物多様性・生態系配慮型製品であるかどうかを属性とし,プロファイルを設計した.生物多様性・生態系配慮型製品であるかどうかという属性は,洗剤の売上の1%を環境保護団体を通じ,“緑の回廊”の保全に活用しているという具体例を提示した.“緑の回廊”とは,植物系洗剤の原料となるパームオイルをとるために分断されてしまった森と森をつなぐことを目的に土地を取得し,そこに住む野生動植物の移動経路を確保するというものであり,それについても説明文を設けて被験者に説明を行った.
以上のようなアンケートはインターネットを通じて行った.分析結果についてはいくつかの知見を得たが,詳細については現在とりまとめているところである.急ぎ取りまとめ,論文として投稿したいと考えている.
なお,本年度は,上記のような生物多様性・生態系配慮型製品以外のものを対象とし,いくつかのアンケート調査も行った.これらは調査対象が全く異なるものの,類似の評価手段・手法を用いていることから,得られた知見は本研究を行うために非常に有用であった.よって,これらの研究も成果の一部として挙げている.

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2012

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results)

  • [Journal Article] 死亡リスク削減便益計測についての一考察:二段階二項選択方式と多段階二項選択方式の比較検討2013

    • Author(s)
      稲垣雅一・奥山忠裕・野原克仁・阿部雅浩・林山泰久
    • Journal Title

      高速道路と自動車

      Volume: Vol.56,No.3 Pages: pp.22-29

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] コンジョイント分析による死亡リスク削減および後遺障害回避に関する便益計測2012

    • Author(s)
      奥山忠裕・野原克仁・林山泰久・稲垣雅一
    • Journal Title

      高速道路と自動車

      Volume: Vol.55,No.10 Pages: pp.21-28

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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