2012 Fiscal Year Annual Research Report
ものづくり授業における映像教材とディジタルフォトフレームの活用に関する研究
Project/Area Number |
23700951
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
東原 貴志 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (10370850)
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Keywords | 科学教育 / ものづくり教育 |
Research Abstract |
平成23年度に得られた結果を基にして、映像教材の改訂や新たな映像教材の制作を行うなど、中学校の授業での使用を念頭に置いた映像教材の充実を図るとともに、ものづくり教育への活用について検討した。 中学校の技術・家庭科(技術分野)については、「C生物育成に関する技術」について,木材の生産に関する映像教材として、生徒が森林・林業に触れる機会が少ないことを考慮し、屋外での実習前に視聴することを目的とした、森林整備に使用する道具の使用法やスギ林の手入れ、樹木の伐採についての映像を制作した。 また、木質廃材から成形される木質材料として、パーティクルボードの中学校における教材化に着目した。一般に、パーティクルボードなど木質材料の製造時には、端材や残材などの木質廃材が有効利用されている。中学校での授業時における木材加工の作業中においても、鋸屑やドリル屑などの木質廃材が発生するが、通常それらは廃棄される。そこで、木質廃材を有効利用し、パーティクルボードを製作するという実践的・体験的な活動を通して、パーティクルボードの特徴とそのよさを実感し、木質資源の有効利用に関する技術について考えることをねらいとした映像教材を制作した。具体的には、授業時に生徒がディジタルフォトフレームを用いて視聴できるディジタルコンテンツとして、パーティクルボードの一般的な製造過程及び、木材や木質材料が社会や環境に果たす役割についてのスライドを制作した。 本研究で得られた結果を取りまとめ、日本科学教育学会第36回年会東京大会ならびに第63回日本木材学会大会(盛岡)において成果の発表を行った。
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Research Products
(2 results)