2013 Fiscal Year Annual Research Report
ディジタルファブリケーションによる次世代型ものづくり教育カリキュラムの開発
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23700973
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森 秀樹 大阪大学, 教育学習支援センター, 特任講師 (30527776)
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Keywords | ものづくり教育 / ディジタルファブリケーション / プログラミング |
Research Abstract |
コンピュータ無しにボタン操作だけで、モータ、ライト等の出力デバイスを簡易にプログラミング制御できる「Programmable Battery」を開発し、様々な工作素材やブロックなどと組み合わせて、ディジタルものづくりを行うワークショップを開発・実践した。Programmable Batteryについては、ディジタルファブリケーションと教育に関する国際会議「FabLearn 2013」のデモセッションで発表を行った。 また、小型コンピュータ「PicoCricket」を用いた90分間の小学生向けワークショップを開発し、京都府と大阪府の公立小学校2校計5クラスで90分間のワークショップ型授業を実践した。さらに短時間で、新しいものづくり(ディジタルファブリケーション)を体験してもらうために、20分間のPicoCricketを使ったものづくりワークショップを開発し、大阪府の公立小学校にて、約180名の小学生を対象にワークショップの実践を行った。 小型コンピュータ「PicoCricket」を用いた小学校向けのワークショップ型のものづくり授業について、平成23年度に約30時間の授業カリキュラムとして実施した小学校3年生向けの授業について、カリキュラムの概要と児童の製作物より製作過程に関する分析をまとめ、大阪大学教育学年報第19号に「Cricketを用いた小学校ワークショップ型ものづくり授業カリキュラムの開発」として発表した。 その他、小学生とディジタルファブリケーションをテーマに、ものづくりと教育に関する近年の社会背景と、PicoCricketやProgrammable Battery等の新しいディジタルツールを活用したものづくりの可能性についてまとめ、生産と技術 第65巻(4)に「小学生のための新しいものづくり教育」として発表した。
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Research Products
(3 results)