2013 Fiscal Year Annual Research Report
ミドル・リーダーによるメンタリングを支援するリフレクションシートの開発
Project/Area Number |
23700975
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
島田 希 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 講師 (40506713)
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Keywords | メンタリング / ミドル・リーダー / リフレクション / 教師教育 |
Research Abstract |
本研究は、若手教師へのメンタリングを行うミドル・リーダーを支援することを目的として、ミドル・リーダーが自らのメンタリングの方法や内容を日常的に点検・評価するためのリフレクションシートを開発することを目指すものである。平成25年度における主な研究実績の概要は、以下の4点である。 (1)平成23年度、平成24年度に実施したミドル・リーダーへのインタビューデータや他国におけるメンタリングの実践動向を総合的に分析し、リフレクションシートの形式、内容、活用方法を検討した。 (2)米国において、初任教師へのメンタリングおよびそれを担うメンターの育成を行っているNew Teacher Centerのシカゴオフィスを訪問し、担当者へのヒアリングおよび資料収集(メンタリングを記録するシートやハンドブック)を行った。 (3)日本教育工学会、日本教師教育学会、American Association of Colleges for Teacher Education(AACTE)に参加し、メンタリングに関する研究知見の収集につとめた。 (4)これまでの研究成果をまとめ、日本教育工学会第29回大会において、研究発表「初任教師へのメンタリングにおいてメンターが果たす機能とその具体的手法」を行った。また、『日本教育工学会論文誌』第37号(Suppl.)に、ショートレター『初任教師へのメンタリングにおいて複数のメンターが果たす機能と役割意識』を投稿し、掲載された。加えて、『高知大学教育実践研究』第28号に、論文『初任教師へのメンタリングにおいてメンターが果たす機能と手法』を投稿し、掲載された。
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