• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Research-status Report

地方都市における高齢者の人口移動と地域再生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23701034
Research InstitutionNational Institute of Population and Social Security Research

Principal Investigator

小池 司朗  国立社会保障・人口問題研究所, 人口構造研究部, 第二室長 (80415827)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords地域 / 地方都市 / 高齢者 / 人口移動 / GIS
Research Abstract

平成23年度は,小地域別の人口分析手法および近年の地域計画の動向に関する既往研究をレビューすると同時に,CSIS(東京大学空間情報科学研究センター)の共同研究を立ち上げることによって,地域メッシュ統計をはじめとする本研究に必要なデータの大半を入手した。得られた小地域統計データや国土数値情報などを活用することによって鉄道の新規開業と人口分布の変化に関する分析を行い,その研究成果を日本人口学会大会において報告した。今後,地方都市を対象として,施設の立地移動および交通網の変遷と人口分布変化との関連について詳細な分析を行う予定であるが,本研究はその予備的研究として位置づけられる。一方で,平成22年国勢調査の人口移動集計結果や各自治体がインターネットで公開している人口移動関連のデータを入手し,直近の人口移動傾向について精査するとともに,これらのデータを基に小地域単位での人口移動流の推定方法について分析を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

CSIS共同研究において本研究が承認され,研究に必要なデータを多く入手できたことから,ほぼ想定どおりに進捗している。

Strategy for Future Research Activity

平成22年国勢調査結果等に加え,年齢別の移動数集計が開始された「住民基本台帳人口移動報告」も併用し,引き続き地域メッシュ別などの小地域別の年齢別転出数の推定を試みる。比較的詳細な人口移動データを公表している地域を対象とし,年齢別転出数に関する一定のモデルスケジュールを構築することを一つの目標とする。上記と並行して,本年の秋頃に公表される予定となっている平成22年の地域メッシュ統計等を利用し,近年の小地域別人口動態に関する分析を行う。市町村合併や自治体の政策との関連を念頭に,全国のあらゆる人口の階層の地方都市において平成17年までの人口の動きとの比較を行い,人口移動パターンとその傾向の変化について実証的に分析する。同時に,今後総人口に占める割合の増加が確実な高齢者に着目し,特徴的な移動パターンがみられる都市を抽出して実地調査を行う。そのなかでは,地形などの自然条件や,諸施設の立地移動および交通網の整備状況と高齢者の人口移動との関連について詳細な調査を行い,最終年度に予定している具体的な地域計画案提示のための知見を得たいと考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

主に研究対象とする都市に関するデジタル地図データを中心として消耗品費・設備備品費に約30万円,当該都市への実地調査や地方学会での報告のための出張旅費に約15万円,データ入力補助費や資料の複写費に約5万円,以上合計50万円の使用を予定している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 鉄道の新規開業に伴う沿線人口の変化パターン―地域メッシュ統計を利用した分析―2011

    • Author(s)
      小池司朗
    • Organizer
      日本人口学会
    • Place of Presentation
      京都大学
    • Year and Date
      2011年6月12日

URL: 

Published: 2013-07-10  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi