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2013 Fiscal Year Annual Research Report

不妊を引き起こす生殖細胞発生異常のシステム解析

Research Project

Project/Area Number 23710237
Research InstitutionNational Institute for Basic Biology

Principal Investigator

佐藤 昌直  基礎生物学研究所, 発生遺伝学研究部門, 助教 (20517693)

Keywords遺伝子ネットワーク / 発生 / 生殖細胞 / 不妊
Research Abstract

研究計画で提案したシグナル伝達に研究遂行に伴う修正を加え、ショウジョウバエ、カイコでの遺伝子発現情報、その他の生物での保存性も加味し、生物種を越えて保存された生殖細胞発生に関わる因子および様々な細胞内シグナル伝達因子として選抜した。カイコ卵巣培養細胞を用い、それら遺伝子をRNAiによってノックダウン後にトランスクリプトームデータを取得し、ノックダウンされた各遺伝子をノードとしたシグナル伝達ネットワークモデルを構築した。シグナル伝達ネットワークモデリングにはRepEdLEGG (Sato et al. 2010 PLOS Pathogens)を用いた。得られたモデルはショウジョウバエの生殖細胞で機能することが既知である遺伝子がハブになるネットワークトポロジーを示した。このモデルから
- 変異により不妊を引き起こすことが知られていたが、生殖細胞での機能が調べられていない遺伝子の妊性シグナル伝達における役割
- 既に報告されているそれら遺伝子の体細胞での機能とは異なるシグナル伝達制御機能
をこのモデルから推定することができた。
また、このモデリングに用いた各遺伝子へのRNAi誘導後のトランスクリプトームからも各遺伝子の制御下にある遺伝子群が同定され、新たな知見を得ている。
これらを総合し、生殖細胞発生もしくは維持に関わるシグナル伝達がどのように形成されているか、体細胞で知られているそれらシグナル伝達因子の役割との対比が本研究から明らかになり、今後の研究の基礎が確立された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] カイコ培養細胞BmN4-SID1を用いた 細胞内シグナル伝達ネットワークモデリング2013

    • Author(s)
      佐藤昌直
    • Organizer
      昆虫ポストゲノム研究会
    • Place of Presentation
      久米島博物館(沖縄県島尻郡)
    • Year and Date
      20131011-20131012

URL: 

Published: 2015-05-28  

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