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2013 Fiscal Year Research-status Report

音の動きは心と脳をどう動かすか:時間構造と空間性を操作した衝撃音の知覚と脳反応

Research Project

Project/Area Number 23720068
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

寺澤 洋子  筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (70579094)

Keywords演奏 / ソフトウェア開発 / 行動実験 / 打楽器
Research Abstract

出産に伴う産休・育休のため,平成25年度の研究活動はおよそ3ヶ月ほどとなった。この期間中に,Schinstine 作曲のボディパーカッション作品 "Rock Trap" を用いた実験の準備を進めた。準備では,実験手続きの策定,計測・分析環境の開発,そして伴奏用のプロ演奏者による演奏データ取得を行った。
【策定された実験手続き】Rock Trapから,繰り返しやユニゾン,応答の特徴が見られる部分を抜き出し,二声部に編曲したものを用意した。この二声部の抜粋を題材曲とする。題材曲について,一つの声部を伴奏とみなし,伴奏がメトロノームの場合,演奏の場合,表情付けをした演奏の場合,また速度を変化させた場合について,もう一つの声部の演奏データのリズムや音量がどのように変化するかを測定する。
【計測・分析環境の開発】計測には,PCに接続したドラムパッドを用いて,演奏データをリアルタイムで取得できるソフトウェアを puredata (pd) で実装した。計測されたデータが想定される楽譜に指定されたタイミングからどの程度ずれているかを表示できるソフトウェアも開発した。
【演奏データ】プロとして活動しているドラム奏者の方に協力してもらい,演奏データを計測した。二声部,速度をゆっくりから早い,表情付けはありとなし,メトロノーム有無,の条件で,2回ずつ繰り返し測定を行い,計48のデータを取得した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成24年度に研究計画の見直しを行い,新しい方針でスタートとなり,順調に進んでいると考える。また,産休・育休で研究を休止した期間はあったものの,研究を実施した期間に関しては,順当に成果が出ている。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度は,これまでに取得したデータや構築した計測・分析環境を用いて,演奏表情がどのように変化するか実証実験を行う。またそれを学会に発表する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

産休・育休取得により,研究を休止した期間があったため
当初計画に基づいて執行する。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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