2013 Fiscal Year Research-status Report
外国語理解処理における反応時間の習熟過程とその神経基盤
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23720192
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
横山 悟 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (20451627)
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Keywords | 脳機能イメージング / 心理物理実験 / 文理解 / 外国語 / 英語 |
Research Abstract |
外国語の習熟過程において、その運用時のパフォーマンスは、習熟に伴って直線的に向上していくというわけではない、ということが明らかになっている。一方、ではどのような段階を経て習熟が進むのか、という点については、いまだ明らかになっていない状況にある。本研究では、日本人英語学習者を対象とし、実際に英語理解時のパフォーマンスを測定することにより、実験を通じて実証的に、習熟に伴うパフォーマンスの変化にかかわる傾向を明らかにすることが目的である。その実証的データに基づき、最終的には習熟過程に関するパフォーマンス変化の統計学的モデルを構築する。 本年度の計画では、日本人英語学習者の心理実験データの測定、及び脳機能計測実験の実施が主なものであった。 実際には、心理実験の不足分のデータを全て取り切ることができた一方、脳機能計測実験は途中の段階にある。初年度における震災の影響が、昨年度・今年度の実験実施の遅れにつながり、最終的に脳機能計測実験を完遂できなかった。 よって、延長申請を行い、来年度に脳機能計測データの収集を継続したいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の震災の影響で、昨年度・今年度と、実験実施の遅れになってしまっている。
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Strategy for Future Research Activity |
延長申請により、もう一年実験のための期間を設け、脳機能計測データの収集にあたりたい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
脳機能計測実験の実施が遅れ、その分の被験者謝金がいまだ残っている。また、データ解析を行う際に必要なソフトの購入も行っていない。 実験実施のための被験者謝金と、データ解析用ソフトウェアの購入。
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