2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23720227
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
高山 道代 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (70451705)
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Keywords | 形容詞述語文 / 主語標示 |
Research Abstract |
本研究は平安期日本語の主語標示機能をになう諸形態について、その機能上の差異を明らかにするとともに文の種類と主語標示の形態との関係を明らかにすることを目的としている。昨年度は動詞述語文の主語標示との関係性のなかで対象語標示についての再検討をおこなうとともに、形容詞述語文の主語標示についての調査を開始し、以下のような研究成果をあげた。 1)動詞述語文の対象語標示についての研究成果の一部を論文化した(「平安期日本語の対象語表示の名詞‐ヲ再考」『外国文学』62号) 2)形容詞述語文の主語標示について調査をおこない、その一部を論文化した(「平安期日本語における感情的な状態をあらわす形容詞を述語とする文の対象語についての一考察」『対照言語学研究』第22号)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は思わしい研究成果があげられなかったが、本年度は昨年度の調査結果をふまえ、これまで進めてきた分析内容を整理し、論文化することを通して、次年度におこなう研究の方向性を明らかにできた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は形容詞述語文の主語標示についてさらに調査をすすめ、構文的環境と主語名詞の形態的差異との関連性について分析をおこなう。また、これまでの調査における分析結果と照らしあわせて分析内容を精査し、可能であればこれらの考察内容を論文化する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は過年度と同様に学会・研究会等に参加するための出張旅費、資料収集のための出張旅費、書籍購入費、印刷費等を使用するほか、研究成果の発表、報告に伴う出張旅費、印刷費などを使用する予定である。
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Research Products
(2 results)