2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23720290
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Research Institution | Maebashi Kyoai Gakuen College |
Principal Investigator |
竹内 愛 共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 講師 (80581884)
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Keywords | 異文化理解能力 / 測定テスト / 国際理解教育 |
Research Abstract |
本研究最終年度である平成25年度は、昨年度までに作成した仮測定テストをさらに精査し、信頼性及び妥当性の更なる検証を行った。具体的には以下の方法を取り、測定テストを完成させた。 昨年度までの聞き取りや文献調査の結果、認知能力の観点から小学生児童に測定テストを解答させることは不可能と判断し、教員に児童個々人の異文化理解能力を評価させる形式に大きく方向転換をすることとなった。そこで、仮テストを協力校の教員達に実際に使用してもらい、ユーザビリティーを確かめるとともに、当該テストが異文化理解能力習得及び変化の測定に適しているか意見を求めた。また昨年度同様に、研究協力者である教育測定法専門家のYukiko Maeda准教授(米国パデュー大学)と共に、心理測定論の見地からパイロットテストの統計的妥当性を検証し、数度に渡りテスト項目の修正を行った。その結果、3年に及ぶ本研究の成果物として、妥当性の担保された測定テストを完成させることが出来た。 上述の研究実績については、国際比較教育学会の年次会合(於トロント)において、"How can we measure primary school children’s intercultural competence? : Development of a new instrument"というタイトルで発表を行った。その際に、参加者たちから有益なコメントや当該テストの入手可能性に関する問い合わせを受け、本研究の意義を改めて確認することが出来た。
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