2011 Fiscal Year Research-status Report
英語科教員養成における電子ティーチング・ポートフォリオの活用
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23720291
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
高木 亜希子 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (50343629)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 省察 / ポートフォリオ |
Research Abstract |
教職科目において、ティーチング・ポートフォリオを活用した授業を実施するにあたり、内外の専門書あるいは研究報告書、専門家による知識の提供により、教師教育における省察のあり方とティーチング・ポートフォリオの活用について理解を深めた。また、他大学及び海外の教員養成課程におけるティーチング・ポートフォリオの活用状況について調査するとともに、ポートフォリオの内容と様式を検討した。 英語科教育法特論及び中等教育実習の教職科目において、省察を核にした授業実践を実施し、履修者に紙媒体でポートフォリオを作成してもらった。ポートフォリオは年に2回提出してもらい、教員がチェックを行った。また、年度末に自己評価、相互評価、教員による評価を実施した。同時に省察を核とした授業と紙媒体のポートフォリオの活用状況と教育効果を検証するために、データ収集を行った。主なデータは、毎回の授業の振り返り、模擬授業のDVD分析レポート、模擬授業の相互評価、学年度末の振り返りレポートであった。省察を核にした授業実践は、これまでの授業実践を継続・発展した。今回新たに加わるポートフォリオの評価は、既存のルーブリックを使用し、2年目以降は、学生の評価に基づき、改善したルーブリックを使用する予定である。 年度末に1年目のデータ分析を行うとともに、効果を検証・考察し、来年度以降の課題を明らかにした。また、次年度に使用する電子ポートフォリオのシステムの設定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画どおりに研究が遂行されている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成23年度に続き、内外の専門書あるいは研究報告書による文献調査、専門家による知識の提供により、教師教育における省察のあり方とティーチング・ポートフォリオの活用について理解を深める。また、教育工学の学会などに参加し、教師教育におけるポートフォリオの活用方法について知見を得る。前年度の調査結果を国内外の学会で発表、論文投稿するとともに、研究結果を踏まえ、今年度の研究を遂行する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
23年度の実践を基に、ポートフォリオの内容、様式を改訂し、今年度実践するポートフォリオの内容と様式を検討する。英語科教育法特論及び中等教育実習の教職科目において、省察を核にした授業実践を実施し、履修者に電子媒体でポートフォリオを作成してもらう。また、年度末に自己評価、相互評価、教員による評価を実施する。評価用のポートフォリオは、1年目の実践を踏まえ、改善版ルーブリックを使用する。省察を核とした授業と電子ポートフォリオの活用状況と教育効果を検証するために、データ収集を行う。各データ収集の方法と時期については、年度当初に計画を立て、遂行する。その際、学生へのアンケート、省察レポート、授業観察、面接、ビデオ分析、など総合的に収集する。 2年目のデータ分析を行うとともに、効果を検証・考察し、来年度以降の課題を明らかにする。考察の際、研究協力者(英語科教職科目担当教員2名、現職教員2名)及び当該分野の専門家の意見を得る。2年目の研究結果を踏まえ今年度の研究計画を立てるとともに、電子ポートフォリオのシステムと電子掲示板を設定する。
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