2012 Fiscal Year Research-status Report
英語科教員養成における電子ティーチング・ポートフォリオの活用
Project/Area Number |
23720291
|
Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
高木 亜希子 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (50343629)
|
Keywords | 省察 |
Research Abstract |
平成23年度に続き、内外の専門書あるいは研究報告書、専門家による知識の提供により、教師教育における省察のあり方とティーチング・ポートフォリオの活用について理解を深めた。また、教育工学の学会などに参加し、教師教育におけるポートフォリオの活用方法について知見を得た。前年度の調査結果を国内外の学会で発表、論文投稿するとともに、研究結果を踏まえ、今年度の研究計画を立てた。 23年度の実践を基に、ポートフォリオの内容、様式を改訂し、今年度実践するポートフォリオの内容と様式を検討した。英語科教育法特論及び中等教育実習の教職科目において、省察を核にした授業実践を実施し、履修者に電子媒体でポートフォリオを作成してもらった。また、年度末に自己評価、相互評価、教員による評価を実施した。 上記に加え、2年目のデータ分析を行うとともに、効果を検証・考察し、来年度以降の課題を明らかにした。考察の際、研究協力者に当該分野の専門家としての意見を得た。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画書に記載した予定どおりに、研究が進んでいるため。
|
Strategy for Future Research Activity |
前年度の調査結果を国内外の学会で発表し、研究者と情報交換することで知見を得る。24年度の実践・研究を踏まえ、電子ティーチング・ポートフォリオの問題点を改善するために履修者、他大学の英語科教職科目担当者、現職教員からフィードバックをもらった上で、24年度の実践を改善・継続する。1年目と2、3年目のポートフォリオの効果を比較し、電子ティーチング・ポートフォリオと電子掲示板を用いた教育効果の検証を重点的に行う。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
改善版電子ポートフォリオの効果を検証するために、データ収集と分析を継続する。データ分析の際、研究協力者及び当該分野の専門家の意見を得る。 さらに、3年間の研究成果を統括するとともに、学会発表、論文投稿、報告書の作成を行う。また、省察を核にした英語科教職課程の授業プログラムを完成する。
|