• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Research-status Report

高専生の聴解能力に基づいた写真描写問題における問題内要因と問題間要因の解明

Research Project

Project/Area Number 23720306
Research InstitutionAkashi National College of Technology

Principal Investigator

井上 英俊  明石工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00332023)

Keywordsリスニング / 写真描写問題 / 高等専門学校 / スピード
Research Abstract

研究2年目である平成24年度は以下の2項目を終了した。
1)異なる速度で再生される写真描写問題の作成、複数の高等専門学校在籍学生に対する調査の実施
2)上記調査の集計、分析
まず、声の高さを変えずに話されるスピードだけを変更する機能を有する話速変換ソフトウェアを用いて0.8倍速の音声版を作成した。その際に、問題の指示文、問題番号、あるいは選択肢に関しては速度変更がないように、問題文のみに対して速度変更を施した。次に、協力を取り付けた複数の高等専門学校に所属する学生に対して、1.0倍速版と0.8倍速版の2種類の問題を実施した。これまで集計が終了している10問に関して、調査対象者のTOEICリスニングスコアを共変量として得点に対して共分散分析を実施した結果、平均点の差は有意であった。さらにTOEICリスニングスコアに基づいてグループC(230-290)とグループD(170-225)に調査対象者を分割して、TOEICリスニングスコアを共変量として得点に対して共分散分析を実施した結果、グループDにおける平均点の差は有意ではなかったが、グループCにおける平均点の差は有意であった。この結果より、今回使用した問題に関しては、グループDのリスニング能力では再生速度が遅くなったとしても聴解を促進することができない可能性がある、と捉えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

H24年度の学内公務分掌が多忙であったため、学会発表を含め、やや進捗が遅れている。しかしながら、調査自体は滞りなく実施したため、十分挽回可能である。

Strategy for Future Research Activity

さらに多くの問題を用いて調査を実施するとともに、現在の集計作業を終了させ、分析に移る。また、分析手法に関して大学の教員からご教示いただく予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

調査資材の準備、運搬に予算を費やす。学会に参加し、研究に対する示唆をいただくために出張旅費を計上する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi