2013 Fiscal Year Annual Research Report
大隈重信の政党認識と政党指導―「統治」と「民意」のはざまで―
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23720330
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
真辺 将之 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (80546721)
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| Keywords | 大隈重信 / 政党認識 |
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| Research Abstract |
本年度も昨年度に引き続き、大隈重信関係の史料を幅広く収集することにつとめた。特に、早稲田大学中央図書館特別資料室所蔵の市島謙吉旧蔵の史料のなかから、大隈の政党指導に関する史料をピックアップして翻刻する作業を行うことに大きな時間を費やした。
また昨年度に引き続いて、大隈重信の論文・著書に関する目録、大隈重信宛書翰のデータベース、大隈重信の動向に関する年表を作成した。作成するにあたっては研究補助者の助力を得ることができた。各種新聞報道や雑誌記事なども可能な限り広く集め、入力することができた。ただし、大隈関連の報道は明治後半以降飛躍的に増えていくため、そのすべてを網羅的に集めることは残念ながら断念せざるをえなかった。足りない部分については、今後の課題として増補の作業を続けていきたいと考える。
また本年度は、研究最終年度であることから、個別部分の研究を進めることもさることながら、全体の見通しの立つような研究を進めることを心がけた。その成果はまだ完成に至ってはいないものの、８割近い程度まで完成しており、近い将来、中央公論新社より書籍として発表することが決定している。また個別論文としては、第一次伊藤内閣への大隈の入閣の経緯を、黒田清隆との関係から再検討し、『大隈侯八十五年史』の記述の誤りを明らかにした論文を発表することができた。
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