2013 Fiscal Year Annual Research Report
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23720410
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| Research Institution | Hosei University |
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Principal Investigator |
小原 丈明 法政大学, 文学部, 講師 (70452258)
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| Keywords | 土地所有 / 土地登記簿 / 庭園 / 都市名望家 / ネットワーク |
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| Research Abstract |
本研究は土地所有および土地所有者に焦点を当て，明治期以降の都市空間の変遷を社会経済地理学の観点から考察することにある。本年度（平成25年度）は本研究課題の最終年度に当たることから，以下に平成25年度の研究実績の概要と研究期間全体を通じての研究実績の概要とに分けて記す。
＜平成25年度の研究実績＞
サブテーマ「都市における庭園の所有・利用に関する研究」では，京都市岡崎・南禅寺地区における土地所有に関する追加調査・分析，および土地所有者の属性に関する調査・分析を行った。その結果，当地区における土地所有の変遷の経緯を明らかにするとともに，土地所有者の類型化を行うことができた。また，サブテーマ「都市大土地所有者の動向に関する研究」では，平成23年度および平成24年度に引き続き，都市レベルでの土地所有データの分析および特定の大土地所有者（一族）の調査・分析を行った。とりわけ，大阪における大土地所有者の属性についての調査・分析を実施した。
＜全期間を通じての研究実績＞
サブテーマ「都市における庭園の所有・利用に関する研究」においては，調査および分析を終え，詳細な土地所有の変遷プロセスや土地所有者の属性を明らかにすることを通じて，研究対象地区における土地所有の意味を示すことができた。なお，その成果については学会発表および学会誌への投稿論文によっては公表している。また，サブテーマ「都市大土地所有者の動向に関する研究」においては，大阪を中心として，特定の土地所有者間での土地売買の実態の一端を明らかにすることができた。今後はそれら特定の土地所有者間のネットワークの実態についてや，都市形成におけるそれら土地所有者の役割について明らかにする研究へと展開させるが，上記の成果により，その土台を築くことができた。
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