• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Research-status Report

ナショナル・アイデンティティの変容が選挙政治にもたらす影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23730139
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

成廣 孝  岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (90335571)

Keywordsスコットランド / イギリス
Research Abstract

当該年度においては,研究課題に関する文献資料および分析上必要なスコットランド地域議会選挙の世論調査データの収集を進めた.文献資料の利用に関しては先行研究についてその概要を把握するとともに,研究の問題設定について微修正とよりいっそうの明確化を
行うことに努めた.世論調査データについては,質問票の詳細な検討を行うとともに,変数の値の分布についての記述的把握および,変数の結合・改編など本格的な統計分析・モデル構築を行うにあたっての前段階としての作業を進めた.これらの作業により,次年度
における分析・報告作業にスムーズに移行できることが期待できる.本格的分析の前段階であるが,これまでに行った分析においては,スコットランドの有権者レベルにおいて,スコットランド政治をイギリス政治と区別して考えて投票行動に反映させる傾向が強まりつつあることが確認されている.世論調査データについてはまた,スコットランド地域議会選挙のみならず,イギリス全体の選挙について行われたものや,ウェールズ,北アイルランドの同様の調査についても収集を行うことに努めた.これらについてもスコットランド地域議会選挙について行った作業と同様の作業を進めた.スコットランドとイギリスという異なるレベルの選挙政治の比較という本研究本来の目的に加え,別地域議会とのヨコの比較の観点を加えることで,よりスコットランドの特性を明確化するとともに,広い視野からマルチレベルな選挙政治の特徴を捉えることが可能になると思われる.いずれの地域についても統計解析をすすめ,ほぼ完成に近いところまできているが,2年目の後半に公開されたデータについては十分な検討の時間がなく,これを加えた論文の執筆および投稿・掲載には時間が足りなかった.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

いずれの地域についても,初年度に収集できた世論調査データについてはデータ解析をすすめ,ほぼ完成に近いところまできているといえるが,2年目の後半になって講評されたデータについては分析が進んでおらず,2年という期間内では論文化およびその投稿・掲載までには時間が足りなかった.この点見通しが甘かった点は反省すべきであると思われる.

Strategy for Future Research Activity

これまでに収集した文献・データ・機器・ソフトウェアを用いて分析を完成させ,論文化する.さらなる文献の収集は最低限に抑制する.研究費の残額は通信費や最低限の文房具(紙・封筒など)に限るものとする.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

さらなる文献の収集は最低限に抑制する.研究費の残額は通信費や最低限の文房具(紙・封筒など)に限るものとする.

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Book (1 results)

  • [Book] 多文化共生の潮流:内外の法と政治 から岡山県の施策のあり方を考える2013

    • Author(s)
      黒神直純・成廣孝
    • Total Pages
      222
    • Publisher
      岡山大学出版会

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi