2013 Fiscal Year Annual Research Report
企業が取り組む地域福祉支援の総合的インセンティブ設計
Project/Area Number |
23730238
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Research Institution | Dokkyo University |
Principal Investigator |
大床 太郎 獨協大学, 経済学部, 専任講師 (40584579)
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Keywords | 子育て支援 / ベストワースト尺度法 |
Research Abstract |
本年度は主に,1) アンケート本調査の整理分析,2) 論文集への投稿等による成果の一部公開,3) ヒアリングによる分析のさらなる方向性の模索を実施した. 1) まず,前年度に実施した「職場と子育て支援に関するアンケート」において,日本の有業者には,企業の取り組む子育て支援について,育児休暇・(子どもの)看護休暇・短時間勤務・始業・終業時刻の繰上げ/繰下げ・フレックスタイム・(育児に伴う)所定外労働の免除・在宅勤務の順に,おおまかに選好されていることが判明した. 2) 次に,主にベストワースト尺度法のチェックボックス位置効果について,獨協大学情報学研究所紀要『Journal of Informatics(情報学研究)』に,"Checkbox Positioning Effect on Best-Worst Scaling - Evidence from Online Survey Data on Corporate Support for Child Care and Upbringing in Japan -"(邦題:ベストワースト尺度法におけるチェックボックスの位置効果-企業が取り組む子育て支援に関するウェブ調査を事例として-)として成果の一部を投稿した.また,埼玉新聞コラム『県内大学発 経世済民』において若干の成果周知を目して,「ランキングツールの使い道(http://www.saitama-np.co.jp/main/keiseisaimin/news/172.html)」と題して寄稿した. 3) さらに,子育て支援に明るい吹田市立市民公益活動センターでのヒアリングを実施し,さらに分析を深める視点として企業規模に注目すべきことが明らかとなった. 本実績報告書執筆現在,さらに論文投稿による成果公表を狙い,鋭意整理分析中である.
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Research Products
(1 results)