2013 Fiscal Year Annual Research Report
わが国のエクイティファイナンスに関する実証分析：公募増資と第三者割当増資の比較
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23730338
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| Research Institution | Otaru University of Commerce |
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Principal Investigator |
保田 隆明 小樽商科大学, 商学研究科, 准教授 (90581546)
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| Keywords | エクイティファイナンス / 実証分析 / 第三者割当増資 / 公募増資 |
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| Research Abstract |
わが国におけるエクイティファイナンスの現状を実証分析を通じて行った。第三者割当増資、公募増資に関してそれぞれ発表時の株式市場の反応を分析し、市場から評価されるエクイティ分析の系類を明らかにした。また、第三者割当増資、公募増資それぞれの、増資後の中長期の収益分析、中長期の株価パフォーマンス分析を合わせて実施し、発表時および事後的にも評価されるエクイティファイナンスのタイプを明らかにした。短期、中長期の分析結果を合わせて解釈すると、資金使途および特に第三者割当増資の場合は増資の引き受けをする株主と発行体との間の関係性、シナジーの有無も重要であることが分かった。公募増資に関してのペーパーは現在最終とりまとめ中であり、今年度中の学術雑誌への投稿を行う予定である。
エクイティファイナンスに関しての実証分析はわが国では数が少なく、その点では多少はアカデミック界、実務界の両方に貢献できたかと思うが、分析は主にリーマンショックの前の期間を中心としており、一方でリーマンショック以降エクイティファイナンスの実施件数が急増していることから、今後さらに研究期間を直近まで伸ばした形で研究を推進する必要があると思われ、今後の課題としたい。
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