2013 Fiscal Year Research-status Report
グローバル合理化段階における多国籍企業の国際的業際標準化と新市場形成の研究
Project/Area Number |
23730376
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
荒井 将志 杏林大学, 総合政策学部, 講師 (70549691)
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Keywords | グローバル合理化 |
Research Abstract |
本研究は、企業がグローバルに活動し、バリューチェーンが合理的に配置されてゆく段階において、多国籍企業の新しい活動を分析し、とりわけ先進国多国籍企業と新興国企業間における標準化がどのように戦略的に活用され、新しい市場が形成されるのかを考察するものである。 本研究3年目となる平成25年度の計画は、(1)文献サーベイや学会に参加によって、さらなる理論研究の深化を図ること、(2)現地調査、(3)研究報告、(4)論文執筆、を予定していた。まず、文献サーベイはもちろんのこと、国内外の学会に参加し、意見交換などから多くの知見を得ることができた。次に、調査では、主に新興国を調査した。フィリピンやベトナム、ハンガリーやトルコといった国々の現地企業は、まだグローバル競争力に乏しく、先進国多国籍企業がこうした市場へ積極的に進出しつつある。一方で、このような国々の市場は、政治的、宗教的、あるいは経済的要因に強く影響を受けていた。研究の成果は、国内外の学会およびワークショップにおいて研究報告を行った(多国籍企業学会, 関東部会5月例会、AJBS, 26th Annual Conferenceなど)。さらに、新興国調査に関する共同執筆論文1本をまとめることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述のように、今年度予定していた(1)文献サーベイや学会に参加によって、さらなる理論研究の深化を図ること、(2)現地調査、(3)研究報告、(4)論文執筆について、おおよそ達成することができた。 しかし、申請時の全体的計画と比較すると、3年目の現段階で論文の執筆本数が目標に達していないことが、課題である。本研究の最終年度となる来年度においては、本研究の成果を積極的に論文としてまとめてゆく。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年である平成26年度は、これまでの研究の分析の集約を行うとともに、理論的に整理し、学会報告や論文としてまとめる。日本語のみならず英語での論文にまとめ、国際的に発表してゆく予定である。
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Research Products
(4 results)