2013 Fiscal Year Annual Research Report
マーケティング・コミュニケーションにおける原産国効果に関する国際比較研究
Project/Area Number |
23730418
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Research Institution | Yamanashi Gakuin University |
Principal Investigator |
日高 優一郎 山梨学院大学, 現代ビジネス学部, 准教授 (90550335)
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Keywords | 原産国イメージ / 広告コミュニケーション / 関係性 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトでは、原産国表示が消費者の購買行動に与える影響に関するメカニズムの理解を深化させること、および、そのような消費者への影響を及ぼす原産国イメージを向上させるためには何が重要なのかという点に関する理解の深化を目指して、これまで研究を進めてきた。本研究プロジェクトの最終年度である本年度は、大きく2つの点で研究成果の公表を進めてきた。 第1に、原産国表示が消費者に与える影響に関する質問票調査を実施し、特にグローバル市場における原産国表示を起点とした広告コミュニケーションに関する仮説検証の手続きを進め、研究成果の一部を公表した。これらの研究成果は、本年度行った学会発表や、学会誌への投稿(査読済掲載予定)を行い、公表するに至った。本研究プロジェクトの期間中に得たデータは、さらに分析を行い、その結果を査読論文等への投稿を行うことで今後の研究の方向性の提示につなげる予定である。 第2に、消費者の購買行動に影響を与える原産国イメージの構築プロセスに関する研究成果の公表を進めた。具体的には、海外学会における学会発表、著書の公表(公刊済)、及び査読誌への投稿(掲載済)を行い、公表するに至った。これらの研究成果により、原産国イメージは、地域の多様なアクターの関係性に翻弄されながら形成されるものであること、原産国イメージをはじめとした産地イメージの形成を理解するにあたっては、多様なアクターの関係性に注目することが特に重要であること、などが指摘された。
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