2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23730461
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
菅原 智 広島修道大学, 商学部, 教授 (40331839)
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Keywords | 国際会計教育基準 / 会計教育 / 研究方法論 / グラウンテッド・セオリー |
Research Abstract |
本研究の目的は、会計教育の国際的調和化の必要性、その実現可能性や影響について、大学の会計教員、企業経理担当者の見解や態度を調査し、これからのグローバル社会に適合した日本の会計教育制度のあり方を示すことにある。本年度は、会計教育の国際的調和化の現状について調査した。2012年度は、データー収集を実施すること、および、得られたデーターを分析し始めることを主に進めた。本年度の具体的な研究成果は以下の通りである。 1)研究成果をまとめ、口頭発表を2回実施することができた。2)2012年11月にイギリス・ロンドンで開催されたIAAER/ACCA-IAESB Research Forumにおいて、研究の途中経過について、研究内容に関心のあるIAESB(International Accounting Education Board)の関係者を前に口頭報告を行った。3)学会報告については、2012年9月に東京で開催された、日本会計研究学会2012年年次大会、英語セッション報告において、研究の途中経過を報告した。4)2013年1月には、イタリア・パルマ大学を訪問し、データー収集のための打ち合わせを行った。当初はデーター収集を実施する計画であったが、予想以上に準備に時間がかかり、2013年5月に再度大学を訪問して、データー収集することを決定した。5)研究の中間報告に当たる論文を完成させ、複数のジャーナルに投稿した。投稿先としては、Asian Review of Accounting, International Journal of Financial AccountingおよびAccounting Education: an international journalへと投稿することができた。これらの論文は現在レビューの過程中であり、承認されれば、その後各ジャーナルに出版されることになる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れているという印象は,特にイタリアで実施を考えていたデーター収集を2012年度中に終える予定であったが、スケジュール通りに進まなかった。この遅れは、2013年度5月はじめに再度、パルマ大学を訪問し、その後の分析と解釈のための時間を集約して実施することで、取り戻すことを考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
上記11にも記入したが、データー収集を簡潔に終わらせ、残りの時間を分析と解釈に時間を費やせるように努力する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費の利用方法としては、残りのデーターを収集するための質問票調査の実施、収集したデーターをコンピュータソフトに入力する人件費、分析するためのソフトの購入などを予定している。
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