2011 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者グループホームにおけるボランティア受け入れマニュアルの開発
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23730565
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
納戸 美佐子 西南女学院大学, 保健福祉学部, 講師 (40421325)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 認知症高齢者 / グループホーム / ボランティア |
Research Abstract |
平成23年度における本研究の目的は、福岡県内の認知症高齢者対応型グループホーム(以下、グループホーム)を対象にアンケート調査および聞き取り調査を実施し、グループホームにおけるボランティアの受け入れ状況を明らかにすることである。また、ボランティアを対象にアンケート調査および聞き取り調査を実施し、認知症高齢者を対象としたボランティア活動への参加の状況や活動における課題等について明らかにすることを目的とした。 平成23年度においては、先行研究をもとに、様々なボランティアサークルに所属しているボランティアを対象としたアンケート用紙を作成した。アンケートの内容は、ボランティア活動の状況を問う項目および認知症高齢者を対象としたボランティア活動に関する項目とした。 また、先行研究をもとにグループホームを対象としたアンケート用紙を作成した。アンケートの内容は、グループホームと地域交流の状況やボランティア受入れ体制の状況を問う項目とした。 各アンケート調査の実施について、所属大学の倫理審査委員会へ申請し、承諾を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成23年7月27日~平成24年3月31日まで産前・産後休暇および育児休暇を取得していたため、研究の実施が遅れている。そのため、平成23年度は、アンケート用紙の作成のみ実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴う科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長承認申請書を提出し、1年間の調査期間の延長を申請した。調査期間を延長することにより、研究の目的を達成出来るように調査を実施する予定である。 平成24年度においては、平成23年度に作成したアンケート用紙を用いて、福岡県内のグループホームを対象とし、アンケート調査を実施する。アンケート調査を行うことにより、ボランティア受け入れ体制の現状を把握する。また、ボランティアを受け入れているグループホームを対象に聞き取り調査を実施し、ボランティア受け入れのメリットや問題点について調査を行う。 様々なボランティアサークルに所属しているボランティアを対象にアンケート調査を実施し、ボランティア活動への参加状況や認知症高齢者を対象としたボランティア活動への参加の状況や活動における課題等について明らかにする。また、ボランティア活動経験者を対象に聞き取り調査を実施し、ボランティアが体験したやりがいや課題について検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
現在、産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴う科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長を申請しているため、平成24年度および平成25年度における使用計画を作成した。 平成24年度は、消耗品費159,750円、国内旅費55,000円、謝金150,000円とする。平成25年度は、消耗品費6,000円、国内旅費90,000円、謝金75,000円、その他(シンポジウム、印刷代、コピー代)50,000円とする。
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