• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

関係論に基づいた学級適応の問題に対する教師への支援法の開発

Research Project

Project/Area Number 23730615
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

大久保 智生  香川大学, 教育学部, 准教授 (30432777)

Keywords学級適応 / 関係論 / 教師 / 学級経営スタイル
Research Abstract

まず、教師の学級課題への原因帰属について検討するため、成績不振、暴力行為、不登校に対する原因帰属スタイルを分類するためにクラスター分析を行った。その結果、成績不振では、帰属スタイルは子どもへの帰属、教師への帰属、非帰属、家庭への帰属、全体への帰属の5つに分類された。暴力行為では、帰属スタイルは非帰属、家庭への帰属、子どもや家庭への帰属、教師への帰属の4つに分類された。不登校では、帰属スタイルは非帰属、家庭への帰属、子どもへの帰属全体への帰属の4つに分類された。
次に、教師の学級課題への原因帰属と学級経営のスタイルとの関連を検討するため、成績不振、暴力行為、不登校に対する原因帰属スタイルを独立変数、学級経営スタイルを従属変数とした分散分析を行った。その結果、成績不振では、子どもの特性を重視した学級経営得点(F(4, 279)=2.715, p<.05)において、5群間に有意差が認められたので、Tukey法による多重比較を行ったところ、「全体への帰属」が「家庭への帰属」よりも有意に得点が高かった。暴力行為では、有意差が認められなかった。不登校では、子どもの特性を重視した学級経営得点(F(4, 279)=3.018, p<.05)において、5群間に有意差が認められたので、Tukey法による多重比較を行ったところ、「全体への帰属」が「子どもへの帰属」よりも有意に得点が高かった。以上の結果から、家庭や子どもなどに原因を帰属するよりも、自身も含めた問題として帰属している教師のほうが、子どもの視点に立った学級経営を行っていることが示唆された。
そして、教師の学級経営のあり方を見直すために、教師用RCRTを実施し、子どもを見る視点について振り返ってもらった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 教師の学級経営の柔軟性が子どもの学級適応に及ぼす影響(2):学級経営のスタイルと学級集団の雰囲気の適合性が学級適応に及ぼす影響2013

    • Author(s)
      大久保智生・江村早紀・尾崎沙織
    • Organizer
      日本パーソナリティ心理学会第22回大会
    • Place of Presentation
      江戸川大学
    • Year and Date
      20131012-20131013

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi