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2013 Fiscal Year Annual Research Report

解答プロセスに基づいた客観テスト項目の執筆ガイドラインの作成とその妥当性の検証

Research Project

Project/Area Number 23730639
Research InstitutionThe National Center for University Entrance Examinations

Principal Investigator

荒井 清佳  独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教 (00561036)

Keywordsテスト理論 / 教育測定 / 問題作成技法
Research Abstract

問題項目が適切であることは,適切な試験を実施するための必要条件である。しかし,適切な項目を作成するための指針として提案されているものは基礎的なものにとどまり,しかも実証的な証拠に基づいたものではない。そこで,本研究では項目執筆者へのインタビュー調査等とともに,客観テストの問題項目を執筆するための指針を提案し,多くのテストで利用されている客観テストをより有益なものにすることを目的とする。
研究期間の全体を通じて,まず日本及び英語圏における関連する文献の調査を行い,その調査に基づいて,実際に問題を作成している問題作成者へのインタビューを行った。その結果,作成している試験により多少の違いはあるものの,問題作成において重要と考えていること,良い問題および悪い問題への評価等について,おおむね共通した認識が持たれていることが分かった。
また,小問形式および大問形式のテスト項目を作成し,その解答プロセスデータを収集した。不得意な受験者は解答中にあまりメモを取らない様子が見られた。逆に得意と考えられる受験者は解答過程を事後の再現がスムーズにできていた。また,多肢選択式形式の問題について,選択肢のセットを変更して出題し,選択肢の内容によって問題項目の特性に違いが生じることを確かめた。
また,数学や国語について出題形式についてのアンケート調査結果の分析を行った。その結果,数学では記述式を好む人が多く,ついでセンター試験のような数字マーク式を好む人が多かった。

  • Research Products

    (4 results)

All 2014 2013

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 数学の試験の解答形式に関するアンケート結果について -2012 年度大学入試センター試験モニター調査内での実験より-2014

    • Author(s)
      荒井清佳,大津起夫
    • Journal Title

      大学入試センターリサーチノート

      Volume: RN-13-16 Pages: 1-11

  • [Journal Article] 大学入学志願者の基礎的学力測定のための「言語運用力」試作問題の モニター調査による分析 - 選択枝の変更が問題の特性に与える影響について -2014

    • Author(s)
      荒井清佳,伊藤圭,椎名久美子,宮埜壽夫,小牧研一郎,桜井裕仁,田栗正章,安野史子
    • Journal Title

      大学入試センター研究紀要

      Volume: 43 Pages: 印刷中

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 大学入試センター試験における知識の活用を問う問題について2013

    • Author(s)
      荒井清佳,伊藤圭
    • Journal Title

      大学入試センターリサーチノート

      Volume: RN-12-06 Pages: 1-19

  • [Presentation] 入試小論文はどのような形式がよいか -アンケートを通じて-2014

    • Author(s)
      荒井清佳,石岡恒憲
    • Organizer
      平成26年度全国大学入学者選抜研究連絡協議会大会
    • Place of Presentation
      盛岡
    • Year and Date
      20140530-20140530

URL: 

Published: 2015-05-28  

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