2013 Fiscal Year Annual Research Report
日韓の若者の職業教育現状と起業家精神の形成(若者の意識調査に基づき)
Project/Area Number |
23730803
|
Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
尹 敬勲 流通経済大学, 法学部, 准教授 (80557629)
|
Keywords | 日韓の比較調査 / 大学生の職業意識 / 起業家精神 / 比較教育 |
Research Abstract |
今回の研究では、労働市場に参加する上で積極的に起業家精神を持って参加しようとする若者の実態の把握と、そのための職業教育の必要性を考察した。韓国と日本の大学生の起業家形成に影響を与えると思われる要因を、1)起業への直接的な関心、2)起業家としての素養を身につけるための読書、3)お金持ちになりたいと思う物質主義の意識、4)起業を通じてグローバルなビジネスを展開したいと思うのに必要な海外経験という、四つの側面から検討していたものである。この四つの要因を、大学生の起業家精神を形成する上でどのような関連があるのか、整理すると、下記の四点に区分できる 第一に、大学生の起業に対する積極的な考えと自らの人生を成功に導くための手段として読書の重要生を考えており、特に、大学生の起業家に対する積極的な考えと自己啓発書のように人生の成功に導きたいという意思のもとで読書をする大学生が多かった。第二に、起業に積極的な考えを見せてる大学生とお金持ちになりたいという物質主義的な欲求が強いか、どうかという大学生の意識をみると、起業への積極的な考えとブランド物に対する購買欲の相関関係がみられた。すなわち、起業に関心がある大学生の中では物質的欲求が強いという事実を確認したのである。第三に、大学生の起業に関する積極的な認識と大学生がお金を健康の次に重要な要素として捉えるのかを調べたところ、大学生の起業に関する認識が強ければ強いほど、財産を増やしたいという意識が強かった。要するに、大学生の起業に関する関心が強ければ強いほど、お金儲けに高い関心を持っていることを分かったのである。最後に、起業に関する強い関心を持っている大学生の考えとグローバルな視点を持っている大学生の意識をみると、起業に対する積極的な関心を示してる大学生は、グローバルな視点を形成する上で必要な海外経験に関すて強い関心を示していることが分かった。
|
Research Products
(5 results)