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2014 Fiscal Year Annual Research Report

台湾の中学校英語授業における教材の実態調査

Research Project

Project/Area Number 23730817
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

若有 保彦  秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30451652)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywords教材 / 台湾 / 中学校 / 内容中心教授法
Outline of Annual Research Achievements

研究課題「台湾の中学校英語授業における教材の実態調査」は、日本と同じような言語学習環境にあると考えられる台湾の中学生が、日本の中学生よりもなぜ高い英語力を有するのかという疑問に答えるために、中学校の英語指導環境、またそれをベースにした英語授業、およびその英語授業の中でどのような教材がどのように使用されているかの実態を調査することを目的としたものである。
本研究の研究対象は、卒業生の進学実績の点から判断して、またカリキュラムや指導法の面で先進的な取り組みを行っていると考えられる台中地域の私立中学校とした。具体的には、この学校では現在の日本で注目を集めている内容言語統合型学習(CLIL)という指導法の要素を取り入れた授業を展開している。
本研究では、この学校のカリキュラム及び教材等に焦点をあててついて調査した。調査結果から、日本の公立中学校の英語授業とは、(1) 目標、(2) クラスサイズ、(3) 4技能の指導のウエイト、(4) 授業において英語に触れる機会、(5) 英語担当教員の英語力、(6) 教科書の分量及びその使い方、の6点に関して、大きく異なる、またはその可能性が高いことが示された。
今回調査対象としたのは私立のいわゆるエリート校であり、日本の標準的な公立中学校との単純な比較はできない。しかし、日本の英語教育がグローバル化に対応していくためには、上記の点で改善の必要があることを、今回の調査によってある程度明らかにすることができた。今後、この学校で取り入れている内容中心教授法や使用教材に関する生徒の意識調査等を行い、授業における教材の効果的な活用についてさらに考察を深めていきたい。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 2014

All Journal Article (1 results) (of which Acknowledgement Compliant: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 台湾の中学校におけるカリキュラムと教材―内容中心教授法を導入している学校の事例2015

    • Author(s)
      若有保彦
    • Journal Title

      秋田英語英文学

      Volume: 56 Pages: 14-24

    • DOI

      ISSN1345-188X

    • Acknowledgement Compliant
  • [Presentation] 国際化時代の英語教育に求められること2014

    • Author(s)
      若有保彦
    • Organizer
      美の国アクティブカレッジ
    • Place of Presentation
      秋田県生涯学習センター
    • Year and Date
      2014-10-11

URL: 

Published: 2016-06-01  

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