2013 Fiscal Year Research-status Report
超短時間就労を通じた就労困難な発達障害者への教育・社会参加支援法の開発
Project/Area Number |
23730855
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Research Institution | Graduate School of Health Care Science, Jikei Institute |
Principal Investigator |
岡 耕平 滋慶医療科学大学院大学, 医療管理学研究科, 講師 (90466863)
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Keywords | 発達障害 / 障害者雇用 / 支援技術 / 合理的配慮 |
Research Abstract |
本研究は現在3年計画の3年目を終えたところであるが,研究の実施において研究代表者が所属機関を異動したため,研究の進捗が遅れており,1年延長することとなった. 本研究のテーマは発達障害者の超短時間雇用である.本研究は進捗の遅れから,24年度(2年目)の後半から,研究計画を変更している.具体的には参加者を多く集めた数量的評価よりもむしろ,個別ケースの支援や合理的配慮に関する効果の評価,就労側および雇用側をターゲットとした就労支援のあり方に関する調査に切り替えている. 3年目となる25年度は,就労支援に関して,上記を検討し,部分的なデータを活用して2つの研究発表を行った. ひとつは,障害者雇用に関する合理的配慮の一環として,携帯情報端末アプリケーションがどのように障害支援技術として活用できるか検討したものである.1000を越える数のアプリケーションを分類し,障害に起因する就労上での困り感に応じた支援アプリを整理した.なお,この成果は,ヒューマンインタフェース学会研究会で報告した. つづいて,本研究参加者の個別ケースの分析として,インターネットでのソーシャルネットワーキングサービスの活用が,コミュニケーションが困難な発達障害のある人の支援に役立つ事例を分析し,論文としてまとめた.本研究成果は「コミュニケーションが困難な発達障害のある人のキュレーティング・コミュニケーション」として認知科学, 21(1), 45-61.に掲載された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の異動により,新しく研究フィールドを開拓するのに時間がかかったため,初年度と2年目に大きく研究が遅れた.2年目後半に研究計画を変更し,少しずつ成果があがってきたものの,予定していた成果を出すまでにはやや遅れている.研究年度を1年延長し,目標を達成する予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は1年の延長が認められ,26年度が最終年度となる.26年度はこれまでの成果を踏まえ,新たに取得するデータと合わせて,まとめる作業を行う予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究計画が遅れ,当初予定していた研究を次年度に繰り越す必要が生じたため. 障害のある研究参加者に対する謝金,研究の実施に伴う実費,研究の成果報告に関わる旅費に使用する予定である.
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Research Products
(3 results)