2013 Fiscal Year Annual Research Report
銀河進化の激動期における銀河の星質量成長過程の解明
Project/Area Number |
23740152
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
鍛冶澤 賢 愛媛大学, 理工学研究科, 助教 (60535334)
|
Keywords | 銀河形成 / 銀河進化 / 赤外線観測 |
Research Abstract |
COSMOSサーベイのすばる望遠鏡主焦点カメラおよび中帯域フィルターのデータセットを有効活用することで、約90億年前から30億年前の時代において、銀河の10億年より短い時間スケールでの星形成史の詳細を調べる研究を行い、昔の時代ほどよりバースト的な星形成活動を行っている銀河の割合が高くなっているという結果を得た。また、この成果を国際研究会で発表した。また、約80億年前の時代の銀河の星形成銀河の割合と環境との間の関係を調べ、その関係は約95億年前と同様だが、星形成銀河の割合は全体的に時間ともに低下している結果を得て、これを論文として発表した。また、COSMOSサーベイの2平方度に渡るハッブル宇宙望遠鏡の高空間分解能データを活かして、約90億年前から30億年前の時代における、クランピーな円盤銀河の大規模サンプルを構築し、これらクランピー銀河の割合が時代とともにどのように進化したか、また銀河の星質量や星形成率に依存しているかどうかを調べ、クランピー銀河の割合は比星形成率(星形成率/星質量)に強く依存しており、その関係は星質量自体にはあまり依らないことを明らかにした。また、この成果を論文として発表した。
|
Research Products
(8 results)
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] The Formation of the Massive Galaxies in the SSA22 z = 3.1 Protocluster2013
Author(s)
M. Kubo, Y. K. Uchimoto, T. Yamada, M. Kajisawa, T. Ichikawa, Y. Matsuda, M. Akiyama, T. Hayashino, M. Konishi, T. Nishimura, K. Omata, R. Suzuki, I. Tanaka, T. Yoshikawa, D. M. Alexander, G. G. Fazio, J.-S. Huang, and B. D. Lehmer
-
Journal Title
The Astrophysical Journal
Volume: 778
Pages: 170
DOI
Peer Reviewed
-
-