2013 Fiscal Year Annual Research Report
時間領域におけるマルチスケール電磁界解析のためのＣＩＰ－ＢＳ法の開発
| Project/Area Number |
23760306
|
|---|
| Research Institution | The University of Electro-Communications |
|---|
Principal Investigator |
安藤 芳晃 電気通信大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (30323877)
|
|---|
| Keywords | 電磁界解析 |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的は、グリッド間を任意多項式で近似するConstrained-Interpolation-Profile(CIP)法を、基底関数の形に書き直したCIP Basis-Set(CIP-BS)法を電磁界解析に応用し、各種個別技術を開発することで、ユニバーサルな電磁界解析手法として確立することにある。本研究期間を通じ、CIP-BS法の基礎的な解析原理から、線波源の実装、吸収境界条件の確立、連続的に変化する媒質が存在するときの計算法の確立、Total-Field/Scattered-Field境界の実装を踏まえ、散乱問題への適用を可能とした。また、計算を高速化させるためのアルゴリズムを検討し、パフォーマンスを改善させることで、初期のアルゴリズムに比べて数分の一の計算時間を達成した。また最終年度は、汎用計算GPUを用いて、計算領域の拡大を図り、多様な散乱問題への適用を可能とした。今後は、さらなる計算時間の低減が課題として挙げられる。
|
