2012 Fiscal Year Research-status Report
低密度パリティ検査畳込み符号とその応用に関する研究
Project/Area Number |
23760328
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
笠井 健太 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (70431997)
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Keywords | 誤り訂正符号 / LDPC符号 / 空間結合符号 / 畳み込みLDPC符号 |
Research Abstract |
空間結合符号は,メモリ効率のよいスライディング窓Belief Propagation (BP)復号法により,多くの通信路の理論限界を達成できることから大きな注目を集めている.一方,符号化の終端化には,大きな線形方程式を解く必要がある.アキュムレータを用いて終端可能な修正空間結合符号を提案した.さらに,この修正空間結合符号が,修正前の空間結合符号と比較して,より高い符号化率とほとんど等しいBP閾値を有することを示した. MacKay-Neal符号とHsu-Anastasopoulos符号は従来の空間結合符号に比べて,1回の繰り返し復号に必要な計算量が少なく,さらに高い複合性能を有する児おが知られている.このことを理論的に証明するために,MacKay-Neal符号とHsu-Anastasopoulos符号が2元消失通信路の通信路容量を達成することを証明した. ブロードキャスト通信に適したレートレス符号化問題に対して,レートレスHsu-Anastasopoulos符号の復号性能を評価した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
LDPC畳み込み符号の設計法を確立すること,量子誤り訂正および各種応用問題に適用することが本研究の目的であった.平成24年度に行う予定であった量子誤り訂正への適用は平成23年度に行なっている.さらに平成25年度に行う予定であったブロードキャスト通信への応用を,一部平成24年度に行なっている.
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Strategy for Future Research Activity |
交付申請書の実施計画通りに研究を遂行する予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(13 results)