2012 Fiscal Year Research-status Report
QoEに基づいた多視点ビデオ・音声IP伝送の高品質化技術の研究
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23760332
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
布目 敏郎 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10345944)
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Keywords | QoE多次元評価 / 配信方式 / マルチキャスト通信 / インタラクティブ通信 |
Research Abstract |
本研究は,多視点ビデオ(MVV: Multi-View Video)・音声IP伝送におけるユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)に影響を及ぼす要因を明らかにし,QoEを最大化するために必要となる制御を,ネットワーク伝送の観点から検討するものである. 平成24年度は,平成23年度に引き続き,IPネットワークにおけるMVV・音声伝送によるQoE向上を定量的に評価した.ビデオ視点の切替に応じて音声も切り替えられる方式を実装し,この方式がQoE向上に有効であることを示した.また,インタラクティブMVV・音声伝送に関して,遠隔教育型のアプリケーションを対象とした実験を行った. さらに,平成25年度の準備として,マルチキャスト環境でのMVV・音声伝送の実験システム構築を行った.複数視点のビデオを同時に配信する方式,ユーザが選択した1視点のみを伝送する方式のそれぞれについて,マルチキャスト環境に適応するよう拡張を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度は,音声が切替可能になることによるQoE向上を定量的に評価するとともに,インタラクティブ環境における遠隔教育型アプリケーションへの適応を行った.また,平成25年度の準備として,マルチキャスト環境でのMVV・音声IP伝送システムの構築を行った.これは,平成24年度の計画であった「送信側における制御」の検討とともに,平成25年度に計画している「ネットワークにおける制御」の準備を行っているものであり,順調に進捗していると言える.
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Strategy for Future Research Activity |
ネットワーク側の制御であるマルチキャスト通信環境でのMVV・音声IP伝送の評価を進める. このとき,送信側の制御である配信方式も絡めて検討を行う. さらに,ネットワーク側の制御として,帯域保証ネットワークへの適応も検討する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
マルチキャスト環境でのQoE評価を行うために主観評価実験を実施する. ユニキャスト通信に比べて多数の被験者が必要となることが想定されるため, 被験者謝金を計上する. 一方で,研究成果を外部へ発表していくことも必要であり,このための旅費も計上する.
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Research Products
(5 results)