2011 Fiscal Year Research-status Report
繰返しリング単純せん断試験による地盤材料の局所大変形挙動の解明
Project/Area Number |
23760439
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮下 千花 (堤 千花) 東京大学, 生産技術研究所, 技術職員 (20396914)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 繰返しリング単純せん断 / 局所大変形 / 砂質土の液状化 / 自然斜面の崩壊 / 画像解析 |
Research Abstract |
独自に新規製作した繰返しリング単純せん断試験装置と画像解析システムを用いて、原位置で起こる崩壊現象をより忠実に再現できる試験システムを構築し、地震時の液状化による側方流動特性や、層構造を有する自然斜面が大きく崩壊するまでの強度変形特性に関する研究を実施するために、今年度は新しい画像解析システムの構築と精度の検証、および写真撮影の自動化を行った。具体的には、高解像度のデジタルカメラと画像解析ソフトを組み合わせることにより、現有の画像解析システムを高精度化し、リング単純せん断試験装置に適用した場合に得られる画像解析の精度を求めた。また試験装置の制御プログラムと同期をとったデジタルカメラの撮影遠隔操作システムを構築し、自動写真撮影が行えるようにした。産前、産後休暇と育児休業取得のため、7月から研究を中断した。復職後に研究期間を1年間延長し、予定していた残りの研究計画を順次実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
7月から産前産後、育児休暇を取得し、研究が中断したため。
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Strategy for Future Research Activity |
5月の復職後、順次当初の計画に従って研究を進める。産前産後、育児休暇取得期間相当の研究期間の延長を申請する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験に必要な地盤材料、各種消耗品、試料観察のためのUSBカメラ、データ分析のための電子機器およびソフトウェアなどの物品購入に使用する。実験やデータ分析の補助を受けるための謝金として使用する。
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