2013 Fiscal Year Research-status Report
アジア開発途上国における軌道系輸送機関の導入による都市構造の変容に関する研究
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23760476
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
松行 美帆子 横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 准教授 (90398909)
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Keywords | 国際情報交換 / タイ / 軌道系交通機関 / 土地利用 |
Research Abstract |
25年度は、まず24年度に実施したバンコクの軌道系鉄道のBTS(高架鉄道)とMRT(地下鉄)周辺の新規コンドミニアムでの住民アンケート結果を論文にまとめ、それを東アジア交通学会(EASTS)にて発表を行った。 さらに、軌道系交通施設のオフィス立地への影響を明らかにするために、BTSとMRT周辺の新規オフィスビルでの入居企業へのアンケートを行うための準備を行った。まず、バンコク都全体におけるオフィスビルの立地動向を統計データより把握した。その後、3時点(BTS/MRT開業前。BTS開業後、現在)の地図を用いてBTS/MRT沿線の新規オフィスビルの抽出、アンケート票の作成を行った。アンケートを共同で実施するタマサート大学との研究打ち合わせを行い、BTS/MRT沿線地区の区分、アンケート対象のビルの選定、対象のビル内のオフィスへのアンケート調査依頼分の送付などの、アンケート実施のための準備を終了した。アンケートは次年度に入り次第実施予定である。 また、郊外住宅地での住民アンケート調査の準備のための議論も、タマサート大学と行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、①BTSとMRT周辺のコンドミニアム調査、②BTSとMRTによるオフィス立地への影響に関する調査と、③郊外住宅地と都心コンドミニアムの居住者への調査の3つの調査によって構成されているが、①に関しては数量しており、②、③に関しても順調に進捗している。 途中、タイにおける政情不安定があり、研究の進捗が心配されたが、タマサート大学との連携が順調に進み、研究の進捗に遅れは見られない。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる平成26年度は、現在調査を進めているBTSとMRTによるオフィス立地への影響に関する調査と、郊外住宅地と都心コンドミニアムの居住者への調査を終了し、それぞれについて論文の執筆、発表を行う予定である。 また、本科研期間における研究のとりまとめを最終的に行い、今後の途上国大都市における軌道系交通機関建設に関しての提言をまとめる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本研究は産休・育休のため、本来25年度に終了予定だったが、26年度終了に延長された。助成金は25年度に満額振り込まれており、そのため次年度使用額が生じた。 26年度分の請求額は0円なので、次年度使用額のみを26年度の研究に使用する。
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Research Products
(1 results)