2012 Fiscal Year Research-status Report
低炭素型都市づくりに向けた地産地消の持続可能性に関する研究
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23760564
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
郭 東潤 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10375610)
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Keywords | 地産地消 / 公共空間 / 低炭素社会 / 地域再生 / 賑わい / 市場 / 空間デザイン / 可視化 |
Research Abstract |
近年、政府の新成長戦略において、低炭素社会の実現に向けた具体的な取組みが注目される中、「地産地消」は環境負荷低減ならびに地域産業の振興策の一つともいえる。また、その活動は生活空間の一部を利用し維持しており、地域再生を考えるうえで重要な手がかりを有している。 本研究の目的は、生活に根ざした地産地消を対象に環境負荷低減の観点から基本構造を解明し理論化することである。また、地産地消の概念を、デザイン可視化に焦点をあて、地産地消がつくり出すした空間の構造を体系化することである。 上記の問題意識に立ち、本年度はアムステルダム市(オランダ)、ニューヨーク市(アメリカ)、ソウル市(韓国)、台北市(台湾)、上海市(中国)、千葉市(日本)を対象に次の2点を目的に進められた。 ●公共空間が生活空間やコミュニティ空間として機能する物的条件と、空間的な利用形態の分析し類型化を試みる。●公共空間と地産地消が融合できるデザイン的条件や運用ルールを抽出する。 その結果、次のような成果が得られた。①アムステルダム市、ニューヨーク市、ソウル市、台北市、上海市の調査を行い、公共空間に係る制度と運用実態を明らかにした。②千葉市内の朝市の調査を通して、地産地消が生み出す賑わいの実態と市民意識を明らかにした。上述の成果一部は2012年度日本建築学会関東支部研究発表会にて発表を行い、INTERDISCIPLINARY CROSSING AND INTERGRATION (HARBIN INSTITUTE OF TECHNOLOGY PRESS, 2012)として出版された。また、International Conference 2013 on Spatial Planning and Sustainable Development や2013年度日本建築学会学術講演梗概集(北海道)にて発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はアムステルダム市(オランダ)、ニューヨーク市(アメリカ)、ソウル市(韓国)、台北市(台湾)、上海市(中国)、千葉市(日本)を対象に、研究実施計画である「形態的分析による空間構造」と「デザイン可視化からみた地産地消の体系化」について調査を行った。この成果の一部は2012年度日本建築学会関東支部研究発表会にて発表を行い、INTERDISCIPLINARY CROSSING AND INTERGRATION (HARBIN INSTITUTE OF TECHNOLOGY PRESS)として出版された。またInternational Conference 2013 on Spatial Planning and Sustainable Development発表や、2013年度日本建築学会学術講演梗概集(北海道)に掲載予定であり、このことから本研究は順調に進展していると判断できる。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は所期の成果をあげていることから、当面、現在の進み方を継続していきたい。一方、これまでの調査結果をとりまとめ、学会などにその成果を発表する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
これまでの調査結果をとりまとめ、その結果を日本建築学会大会学術講演会や日本都市計画学会学術研究論文発表会において発表する予定である。未使用額は論文掲載費などの経費として使用予定である。
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