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2011 Fiscal Year Annual Research Report

セントロメア領域のクロマチン構造基盤の解析

Research Project

Project/Area Number 23770008
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

立和名 博昭  早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員 (70546382)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywordsセントロメア / クロマチン / ヌクレオソーム / ヒストン / CENP-A / CENP-B / ヒストンシャペロン
Research Abstract

真核生物のゲノムDNAは、遺伝情報を担う重要な物質であるため、細胞分裂を繰り返しても、正確に継承される必要がある。S期で複製し倍加したゲノムDNAは、M期において凝縮した染色体を形成し、2つの娘細胞に均等に分配される。この倍加および均等分配機構により、ゲノムDNAの継承は行われている。染色体の均等分配は、両極から伸びてきた紡錘糸が染色体上に形成されているキネトコア複合体と結合し、引っ張ることにより行われる。このキネトコア複合体が集積するゲノムDNA上の領域がセントロメアである。
セントロメア領域は、特異的なタンパク質が集積することが知られている。その中の一つにヒストンH3バリアントであるCENP-Aが存在する。これまでの解析によりCENP-Aは、セントロメア領域の形成および維持に中心的な役割を果たしている必須の因子であることが分かっている。CENP-Aは、セントロメア領域においてヒストンH4,H2A,H2Bと共にヌクレオソームを形成しており、このCENP-Aヌクレオソームが目印となり他のセントロメア特異的な因子が集積していると考えられている。本研究では、セントロメア領域に特異的なDNA結合タンパク質であるCENP-BとCENP-Aヌクレオソームに着目して、これらの複合体の形成機構および構造について解析した。その結果、CENP-BはCENP-Aヌクレオソームに適切に結合するためには、ヒストンシャペロンNap1が必要であることが明らかとなった。その作用機序は、CENP-Bの非特異的なDNA結合をNap1が阻害することにより、特異的な結合を促進していることが分かった。さらに、CENP-Bが結合したCENP-Aヌクレオソームの調製も行い結晶構造解析を行うための、結晶化を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Structural Analysis of the Hexasome, Lacking One Histone H2A/H2B Dimer from the Conventional Nucleosome.2012

    • Author(s)
      Arimura Y, Tachiwana H, Oda T, Sato M, Kurumizaka H.
    • Journal Title

      Biochemistry

      Volume: 51 Pages: 3302-3309

    • DOI

      10.1021/bi300129b

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-16  

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