2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23770216
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
伊藤 敬 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (50373270)
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Keywords | 膜輸送 / オートファジー / Rab / Rab-GAP |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、オートファゴソームへの局在を指標にしたRab-GAPである、TBC1D2B, TBC1D11のオートファジーにおける役割の同定を試みた。2者ともオートファゴソーム局在タンパク質であるLC3と結合することを見いだし、TBC1D2BにおいてはLC3との結合に必須なアミノ酸を同定した。TBC1D11に関しては、そのN末側の領域がLC3と結合することに重要である事を見いだしたが、結合に必須なアミノ酸の同定までにはいたらなかった。先行して研究を進めていたOATL1は過剰発現においてオートファゴソームの成熟過程であるオートファゴソームとリソソームの融合を阻害したため同様の表現型を期待したが、他のRab-GAPでは過剰発現のオートファジーへの影響は見られなかった。また、ノックダウンによる発現量抑制を行なうため、それぞれの遺伝子に特異的なshRNAの作製、またノックダウン効率の確認を行なったが、TBC1D2Bに関しては顕著な表現型を確認する事はできなかった。TBC1D11に関しては期間内に表現型解析までは至らなかった。現在までのところ局在や結合から期待されたオートファジーへの関与は明らかにならなかったが、逆にLC3ファミリータンパク質がRab不活性化因子の膜局在の足場になることで膜輸送に関与する可能性も考えられ、LC3ファミリータンパク質のオートファジー以外の機能を明らかにする足がかりになるものと期待している。
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Research Products
(2 results)
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[Journal Article] Fis1 acts as mitochondrial recruitment factor for TBC1D15 that involved in regulation of mitochondrial morphology.2012
Author(s)
Onoue, K., Jofuku, A., Ban-Ishihara, R., Ishihara, T., Maeda, M., Koshiba, T., Itoh, T., Fukuda, M., Otera, H., Oka, T., Takano, H., Mizushima, N., Mihara, K., and Ishihara, N.
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Journal Title
J. Cell Sci.
Volume: 126
Pages: 176-185
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] A possible regulation of Rab33B-dependent membrane trafficking by the Atg12-5/16L1 complex.2012
Author(s)
Itoh, T., Fujita, N., Saitoh, T., Komatsu, M, Akira, S., Yoshimori, T., and Fukuda, M.
Organizer
第34回 日本分子生物学会年会
Place of Presentation
福岡
Year and Date
20121211-20121214