2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23780023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
李 温裕 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10447360)
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Keywords | レタス / 抽だい / QTL解析 |
Research Abstract |
産前産後の休暇又は育児休業による中断
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
産前産後の休暇又は育児休業による中断
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Strategy for Future Research Activity |
本研究では、QTL解析法を用いて、レタスの抽台性に関係するQTLを明らにする。また、検出されたQTLに強く連鎖するマーカーを見出すことで、晩抽性レタスの選抜に有用なマーカー開発を目指す。具体的には、① 抽台性の異なる2品種のレタス属の植物を交配して組換え近交系集団を育成する。② 公開されているレタスのマーカー情報が限られているため、次世代シークェンス技術を用いて、RAD(Restriction site associated DNA markers)マーカーの開発を試みる。③ F4集団の各系統の若い葉から抽出したDNAを用い、HRM(High resolution melting) 解析によりRADマーカーの多型解析後、高密度連鎖地図を作成する。④ F5集団を東京大学の圃場で夏に栽培し、抽だい時期について形質評価を行なう。具体的には、外から頂花房が確認された日、開花日、茎長、葉数を記録する。⑤ 遺伝子型情報および形質評価の結果をあわせてQTL解析を行い、抽だい時期のQTLを明らかにする。⑥ 抽だい性のQTLと強く連鎖するマーカーを晩抽性マーカーとして開発し、RADマーカー配列情報を基にその原因遺伝子を探索する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本計画では、レタスの高温ストレスに対する抽台の発生に関わる量的形質遺伝子座(QTL)の染色体マッピング、ならびにマーカー開発を目指す。次年度には、F4集団の約120個体のDNAを用いて多型解析後、高密度連鎖地図を作成し、F5集団を用いて形質評価を行なう予定である。そのため、多型解析用としてHRM 解析に使うプライマー及び試薬購入のための消耗品費、技術支援員の雇用費、栽培資材のための消耗品費が必要である。なお,技術支援員には多型解析と形質評価の補助を依頼する。
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