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2013 Fiscal Year Research-status Report

イヌ・ラットにおける非侵襲的な臓器血流解析の研究:CT灌流画像解析法の確立

Research Project

Project/Area Number 23780319
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

岸本 海織  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (50588960)

Keywordscomputed tomography / Perfusion CT / canine / contrast media
Research Abstract

本年度は,イヌ頭部におけるPerfusion CTの解析条件の差異による血流パラメータの違いを検討した.また,肝臓においては,Perfusion CTの造影剤用量および投与速度の検討より前に,通常の造影CTにおける造影剤用量および投与速度を検討することが必要であることが判明したため,この検討を優先して行った.
頭部については,マトリクスサイズおよび撮影スライス厚の検討が完了している.マトリクスサイズはヒト同様,256×256が最適であったが,スライス厚に関してはヒトと異なり薄いスライス厚の方が解析結果の信頼性が高かった.その他の項目については現在比較検討中である.
また肝臓造影CTについては,ヒトで採用されることが多い600 mgI/kgの30秒固定プロトコルが,イヌにおいても妥当なプロトコルであるのかについて検討するとともに,このプロトコルにおいて肝動脈の造影効果が十分であるかについて検討した.結果として600 mgI/kgの30秒固定プロトコルはイヌについても妥当なプロトコルであることが判明したが,動脈の単分離については注入速度をさらに速くする必要があることが示唆された.
本学では,研究期間中,CTの新機種の導入があった.結果として臨床データについては改めて収集を開始したところであり,研究終了が延長されることとなった.また,一昨年度に行った脳PETについては,データ量が膨大であるため,未だ解析中である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本学設置のCT装置が更新されたため.また,肝臓の基礎検討については,造影CTに関する基礎検討が追加されたため.

Strategy for Future Research Activity

最終年度は肝臓腫瘍および脳腫瘍のPerfusion CT臨床データを収集する.また解析中の脳PET解析を完了させる.
また,これら全てについて,科学論文として報告を完了させる.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

CT装置の更新があり,一時,臨床データのサンプリングを停止したため臨床例で使用する造影剤および麻酔薬の支出がなかったため.
主に,臨床例での使用する造影剤および麻酔薬,およびデータ保存のためのストレージ代金,そして論文投稿における英文校閲等である.

URL: 

Published: 2015-05-28  

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