2012 Fiscal Year Research-status Report
ＩＣＴを利用した２型糖尿病患者の管理システムの構築
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23790559
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
内村 祐之 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40574124)
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| Keywords | 医療情報 / 2型糖尿病 |
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| Research Abstract |
本研究は糖尿病患者を対象に高度なデータ処理、言語処理エンジンを搭載した医療ICTシステムの開発を目的としている。更に、2型糖尿病患者の生活習慣の自己管理支援も行うことにより、血糖コントロールを改善し、最終的には日常の診療現場へのIT技術の普及とそれに伴う、診療の効率化、遠隔診療の質・安全性の向上、医療格差の是正、患者の健康増進、その結果による医療財政の健全化を目指している。
本年度は予備研究を行い、前年度に開発したシステムの安全性を検証した。データ通信モジュール、データ判定モジュール、自動応答モジュールが安全、かつ正確に作動することを確認した。また、また、音声入力、音声からテキストへの変換、更にデータベース内の最も近似度が高い回答文へのマッチング、回答文と予めペアリングされたアドバイス文の送信過程に不具合がないかも検証し、問題が無いことを確認した。その上で、倫理委員会の承認を得て、2型糖尿病患者を対象とした臨床試験を開始し、研究参加への同意が得られた患者の研究へのエントリーを開始した。患者は測定群（DialBetics使用群）と非測定群（DialBeticsを使用しない群）の2群にランダムに割り付けし追跡を開始した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画では平成24年度までに予備研究にてシステムの安全性を検証し、臨床研究を開始する予定であり、当初の計画通り、臨床研究を開始出来たから。
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| Strategy for Future Research Activity |
引き続き臨床研究を行い、研究に登録された2型糖尿病患者の追跡調査を実施する。研究終了時には研究に参加した患者に対してインタビュー調査を行い、システムの有用性、利便性と効果を検証する。また、臨床研究の結果、システムの修正が必要と考えられた部分の修正を行う。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
臨床研究を実施するに必要な機器類（血糖測定器、血圧計、万歩計、体重計、通信ボックス）の購入、研究結果の解析、研究結果を報告に研究費を使用する。
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