2013 Fiscal Year Research-status Report
日本人の医療面接における患者中心性,患者満足度,そして医師の満足度の関係の研究
Project/Area Number |
23790564
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
北村 大 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80595679)
|
Keywords | 患者満足度 / 患者中心性 / 医師満足度 |
Research Abstract |
病院・診療所の総合診療科/家庭医療科外来にて,外来診察後の医師・患者を対象に,外来診療用に作成した信頼性・妥当性の担保された質問紙を用いてアンケートによる横断調査を行った。以下は,今回の報告のための途中経過となる。 研究に同意し,完全回答した患者93名(平均年齢60.3歳,男性38名・女性55名),医師9名(平均年齢37.3歳,卒業年数平均12.7年,男性8名・女性1名)が参加した。患者の年齢・性別による患者満足度の差はみられなかった。 医師を,医師自身の満足度の高い群・低い群で分けると,患者満足度,患者中心性において,医師の満足度の高い群の方が点数が高かった(患者満足度(VAS) 高い群91.3±9.47 vs 低い群 85.3±18.6 (p=0.046),患者中止性(VAS) 高い群90.7±10.0 vs 低い群 82.6±20.5 (p=0.020)。 対象数が少なくパワー不足であり,解析には限界があり,更なるデータの収集が望まれる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
患者中心の医療の診療能力の出来による比較を行うに際して,海外の第一人者を招聘した講演会を行い,その前後で調べる予定であった。 しかし,講師の日程が調整つかず,代理の講師も複数回の日程調整を行ったが,合意に至らなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究の次年度への予算の繰り越しが認められた。 前述の海外からの講師の招聘が,2014年10月で日程調整がついた。 サンプル数を増やすためのアンケート調査の継続,講師の招聘による研究の続きを実行する予定にある。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初予定されていた,海外からの講師の招聘分の予算が,講師の日程が調整つかず,次年度に延期された。 2014年10月に,当初予定された講師を招聘し,患者中心の医療に関する指導を仰ぐ予定にある。
|