2012 Fiscal Year Research-status Report
初期臨床研修医に対するSNAPPSモデルを用いた外来診療能力の向上の検討
Project/Area Number |
23790581
|
Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
関 正康 東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (00532227)
|
Keywords | 医学教育 / 指導方法 / SNAPPS |
Research Abstract |
東京医科大学病院と東京慈恵会医科大学附属第三病院に勤務する初期臨床研修医を対象に、模擬シナリオを用いた症例提示指導を行った。33名の参加者を、指導法はSNAPPSとsix micro skillsのいずれかに振り分け、挙がった「鑑別診断」「診療計画」「疑問不明点」「学習課題」の個数を測定した。SNAPPS群がsix micro skillsに比べて「疑問不明点」「学習課題」をより多く引き出す結果が得られた。教育指導方法の比較については昨年度に医学教育学会で発表をしており、本年度は今回の結果を同学会にて発表の予定である。実際の診療現場でSNAPPSを普及させるため、同学会ではビデオ映像を用いて解説する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
33名の初期臨床研修医を対象とし、模擬シナリオの症例提示指導に関して、SNAPPSがsix micro skillsに比べて「疑問不明点」「学習課題」をより引き出す結果が得られた。現在39名の症例提示指導をしており、その結果に加えて質の高い学習課題を引き出せるかを今後検討し、学会活動を通じてSNAPPSを解説・普及させていきたい
|
Strategy for Future Research Activity |
症例提示の調査をしたさらに39名に加えて追加参加者を募り、SNAPPSがより質の高い「学習課題」を引き出せるのか、調査データを量的・質的に解析する予定である。前述の研究結果については、本年度の医学教育学会にて発表する。あわせて、SNAPPSの解説・普及を図りたい
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
症例提示調査のテープ起こし、研究補助員への給与、SNAPPS普及のための解説DVD作成等に使用予定
|