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2011 Fiscal Year Research-status Report

病院経営における意志決定システムの検討-EBM(根拠に基づく経営)の実践へ-

Research Project

Project/Area Number 23790695
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

村上 玄樹  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教 (50549756)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords病院経営管理学
Research Abstract

本年度は、当初の計画の通り研究協力病院におけるデータの活用の実際状況を確認した。研究協力先は診療行為の分析や患者満足の調査等、共通の調査を実施しており、分析・調査の結果は同じ物を用いていた。しかし、そうした結果の活用の状況は病院により大きく異なり、ほとんど利用しない病院がある一方で、自院での分析結果と合わせ病院の活動状況を多面的な角度から把握し、医療の質の向上のみならず、病院経営の健全化にむけて活用している病院も見られた。さらに、次年度にむけ、協力先病院での結果の活用方法について病院業務の視点から調査をし、各病院での取組状況の共有など、担当者レベルや管理者レベルでの情報交換の場を作り、実際にその方法を取り入れるなどの点について確認を行った。また、昨年度は予算が分割での助成となったことから、当初の予定にはなかった本学病院における院内がん登録データの利活用についても調査を行い、実際に院内がん登録データを用いた患者動向の分析を行い(患者動向の分析については、医療情報学会において発表を行った)、病院の病歴管理室からの情報提供業務の改善につながった。この研究については、当初の計画には含まれていなかったが、本学病院の病歴管理室から定期的に院内がん登録データの提供が可能となり、継続して分析を行うことで当研究のより充実が図れることから、来年度以降においても継続することを確認した。来年度は、県内のがん拠点病院群との比較や地域がん登録との比較などと組み合わせることを計画している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

予算の分割による助成であったため、大学から研究費等の使用について控える指示もあり、様子を見つつ行っていたため少し遅れが出てしまった。しかし、大きな遅れではないため、問題ないと考えている。

Strategy for Future Research Activity

経営的に優れている病院や医療データの活用について革新的な取組を行っている病院の関係者から情報を収集し、研究協力病院において活用可能性を探り、実際に介入的な取組を行うことを検討している。その後、経営指標等の変化を比較し効果を検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

経営的に優れている病院や医療データの活用について革新的な取組を行っている病院の関係者の招聘や現地への出張による情報集、研究協力病院の関係者を一堂に会した情報交換の場の提供などでの使用を検討している。さらに、必要な資料の収集の費用にも充てる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 院内がん登録データを用いた診療圏分析2011

    • Author(s)
      村上玄樹
    • Organizer
      第31回 医療情報学連合大会
    • Place of Presentation
      鹿児島
    • Year and Date
      2011年11月21日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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