2011 Fiscal Year Research-status Report
市民の新興感染症予防に関する知識、態度、行動の現状と不安との関連に関する疫学研究
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23790705
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
和田 耕治 北里大学, 医学部, 講師 (30453517)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 新興感染症 / 予防 / 知識 / 態度 / 行動 / 不安 |
Research Abstract |
本研究の目的は、新型インフルエンザを例としながら、わが国の市民の新興感染症の予防などに関する知識、態度、行動の現状と、特に知識、態度、行動、さらに不安がどのように関連しているかを明らかにすることである。これらの結果をもとに、戦略的なコミュニケーションや効果的な公衆衛生対応のあり方を示すことをめざしている。 こうした研究は、今後起こりうる新型インフルエンザやその他の感染症が流行した際の対応のあり方を検討する際に貢献することができると考えている。新型インフルエンザ等特措法が今後施行されるにあたり、市民により協力を求める感染症の流行を予防する対応を政府や都道府県が行うにあたって今後準備が必要である。本調査で明らかとなった現状はスタートラインと今後のゴールを定める上で極めて重要であることが再認識された。 平成23年度は、感染症に関する知識、態度、行動、不安に関する調査を行った。質問票の作成にあたってはリスク認知のモデルなどを活用した。すでに約3000人のデータを確保し、解析を進めており、市民の知識が特に不足している点や、行動変容を促すうえで困難な点、ならびに市民の中にどの程度の人がより介入が必要であるかなどが明らかになりつつある。今後は原著論文としてまとめ、さらには政策提言にもつながるよう、リスク認知のモデルも適応しながら現場により効果的な対応についても明らかにしていくことを目標として進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までに質問票を作成し、約3000名のデータを取得している。今後解析、さらに論文化の予定である。すでに2つの原著論文の作成に取りかかっている。粗解析の結果は日本感染症学会にて平成24年4月に発表している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進のあり方については、平成24年度前半に論文執筆を行い、望ましい態度や行動、ならびに不安の軽減につながる知識を明らかにし、また属性などをもとに差を検討する。最終的には、戦略的なコミュニケーションのあり方を示し、効果的な公衆衛生対応の仕組みを提言する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
約35万円は論文執筆における英文校正、翻訳などに用いる。また約20万円を論文掲載料として確保する。今後の調査進め方や、本研究の現場への適応のために英国の研究者との打ち合わせとして海外出張費として約30万円を確保する。人件費として約50万円を確保する。
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Research Products
(1 results)