2014 Fiscal Year Research-status Report
癌化する新規家族性胃底腺ポリポーシスと新たな癌抑制機構の探索
Project/Area Number |
23790807
|
Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
藤澤 律子 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50419587)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 胃癌 / 胃底腺ポリープ / 発癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
家族性胃底腺ポリポーシス患者の胃底腺ポリープにおけるRunx3遺伝子の発現を調べるために、予備実験を開始した。マウスの組織染色の方法を参考に免疫染色の予備実験を行った。マウスにおける胃粘膜におけるRUnx3の免疫染色は通常、ホルマリン固定標本ではなく、パラフィン包埋標本を用いて染色を行っているが今回、ホルマリン固定後のブロックからプレパラートを作成し、染色を行った。そのため、染色条件の設定が困難で染色条件を変え、繰り返し実験を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年3月まで育児休暇のため研究を中断。その後、研究を開始したが、染色条件の設定が難しく、研究が進んでいない。
|
Strategy for Future Research Activity |
早急に、染色条件を確定し、当初予定していた家族性胃底腺ポリープ、家族性大腸腺腫症、特発性胃底腺ポリープそれぞれの患者における免疫染色を行う。
|
Causes of Carryover |
免疫染色のほか、マイクロアレイ、マイクロRNAの実験を予定していたが、免疫染色実験に時間がかかり、その他の実験を進めることができなかった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在行っている、免疫染色の条件を設定し、Runx3の発現の状態を解析する。また、当該疾患は遺伝性疾患と考えられているため、遺伝子変化の有無をgeneticに解析することにより、詳細な疾患発症のメカニズムを解析する。
|