2013 Fiscal Year Annual Research Report
ALLーandーNone法を用いた網羅的プロテオミクスによる膜性腎症抗原の同定
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23790933
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
アブデルガワッド サマー 新潟大学, 医歯(薬)学総合研究科, 研究員 (50529469)
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Keywords | プロテオミクス / 腎臓 / レベル フリー / FFPE |
Research Abstract |
私たちは、このプロジェクトで、膜性腎症の病態、病因を明らかにすることを目的にして研究を行ってきた。 私たちが考案した方法である、ショットガン法によるプロテオーム解析と、単純かつ効果的なヴィジュアル ベーシック言語(VBA)を組み合わせた方法(All and None方法)を用いて、膜性腎症の30症例の腎組織で、解析を行った。まず、膜性腎症の腎組織切片で病変が認められた糸球体をレーザーマイクロダイセクション(MMI, CellCut)で切り取り、50個の糸球体を集めた。その後、それらの糸球体からタンパク質を抽出し、トリプシンで消化し、c-18カラムのステージチップで精製後得られたペプチド(50個の糸球体から1マイクログラム)を用いて、ハイパフォーマンス質量分析装置(LC-MS/MS)で分析、解析を行った。また、正常腎組織切片を用いて、同様に解析を行い、比較対照とした。タンパク質の同定には、マスコット解析ソフトを用いた。 その結果から、膜性腎症の糸球体で特徴的な、病因、病態にかかわると思われるタンパク質を選び出し、そのプロテオーム情報をまとめた。また、これらのタンパク質のいくつかについて、発表されている文献を参照し、より詳細な検討を行った。更に、このデータをHuman Kidney and Urine Proteome Project (HKUPP)のデータベースと統合させ、膜性腎症の病態生理学的解明に役立てていきたい。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Decreased urinary calbindin 1 levels in proteinuric rats and humans with distal nephron segment injuries.2013
Author(s)
Iida T, Fujinaka H, Xu B, Zhang Y, Magdeldin S, Nameta M, Liu Z, Yoshida Y, Yaoita E, Tomizawa S, Saito A, Yamamoto T.
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Journal Title
Clin Exp Nephrol.
Volume: 18
Pages: -
DOI
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