2013 Fiscal Year Annual Research Report
次世代型DNA解析システムを用いた肺高血圧治療薬の有効性と遺伝子多型の関連の検討
Project/Area Number |
23791144
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
杉本 昌也 旭川医科大学, 医学部, 助教 (20400096)
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Keywords | 肺高血圧 |
Research Abstract |
次世代型DNA解析システム(SOLiDシステム)を用いて、全エクソンの網羅的塩基配列解析を行い、肺高血圧の原因となる突然変異の有無や、比較シーケンシング(リシーケンシング)を行なって、個体間の多型、変異、構造上のバリエーションなどを同定する。得られた結果と、急性肺血管反応試験および抗肺高血圧治療薬の有効性の比較を行う。という研究計画に基づき研究を進めている。 今年度は最終年度であるが昨年度に引き続いてサンプル採取を継続した。さらに(1) 心臓カテーテル検査を行い、各種検査値を測定した。心臓カテーテル検査では肺動脈圧(PAP)、体血圧(ABP)、肺体血圧比(Pp/Ps)、肺血管抵抗(Rp)および、心拍出量(C.O.)を求めた。さらに、急性肺血管反応試験としてNO吸入によるPAPの変化やRpの変化を調査した。それと同時進行で、(2) 血液サンプルの採取とDNAの抽出も併せて行った。PH患者の血液サンプルを採取し、DNAを抽出した。同時に、NT-proBNPやPIIIP、高感度トロポニンIなどの血清バイオマーカーを測定した。 さらに、(3)SOLiDシステムを稼働させ、抽出したDNAをSOLiDシステムを用いて、全エクソンの塩基配列解析および、受容体遺伝子多型の解析を行った。現在、解析結果の評価へと研究を進めている段階である。
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Research Products
(5 results)