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2013 Fiscal Year Annual Research Report

皮膚構成細胞に対するLEDの作用メカニズムの解析

Research Project

Project/Area Number 23791273
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

宮脇 さおり  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (90467853)

Keywords発光ダイオード / 細胞増殖能 / 角化細胞 / 線維芽細胞 / 血管内細胞 / リンパ管内皮細胞
Research Abstract

発行ダイオードは、近赤外~紫外線を単一波長で発光する光で、創傷治癒や皮膚の若返りなどに効果があるとされ、臨床応用が試みられている。しかしながら作用機序についてほとんど解明されていない。本研究では発光ダイオードを用いた光線治療を確立し、その作用メカニズムをin vitroに検討することを目的とする。H23年度は発光ダイオード照射機械の作成を行い、皮膚線維芽細胞に与える影響について検討した。その結果630,660nmの波長では、細胞増殖に働き、415nmの波長は細胞増殖抑制に働くことが分かった。24年度は角質細胞に照射を行った。波長が630nm,660nmの発光ダイオードではコントロール群と比較していずれも増殖能の増加は見られなかった。415nmの発光ダイオードでは、照射量依存性に細胞増殖能が低下し、照射72時間後の角質細胞は変形していた。Tunel法ではアポトーシスに陥った細胞がコントロール群と比較し多数認められ、角質細胞に照射した場合、増殖抑制に働くことが確かめられた。H25年度はリンパ管内皮細胞、血管内皮細胞へ対する細胞増殖能を検討した。630nm(エネルギー量0.067J/cm2),660nm(エネルギー量0.079J/cm2),415nm(エネルギー量0.058J/cm2)の発光ダイオードをリンパ管内皮細胞、血管内皮細胞にそれぞれ2,3,4,5,10,20,30分照射し、72時間後に細胞数をコールカウンターにて計測した。415nmの波長で用量依存性にコントロール群に対して有意に細胞増殖能が低下し、Tunel法でアポトーシスに陥った細胞を多数認めた。
仮説として、発光ダイオード照射により、皮膚構成細胞が増殖し、創傷治癒や皮膚の若返りに対して有効性を示すのであろうと予測していたが、予測に反して、線維芽細胞、角化細胞、血管内皮細胞、リンパ管内皮細胞いずれも415nmの波長で細胞増殖が抑制されることが分かった。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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