2012 Fiscal Year Research-status Report
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23791342
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
平田 真一 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (10423683)
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Keywords | 近赤外線スペクトロスコピー / 頭頂葉 / 前頭葉 / 視空間課題 |
Research Abstract |
平成24年度に健常人からの近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)データ計測を終え、学会発表を行なっ た。更に健常者データでの論文発表を行ない、患者データの計測を始める予定であった。しかし、こ れまでNIRSデータは脳血流を反映すると考えられてきたが皮膚血流を反映する成分も大きいとの報告 があったため、計画を変更し、その確認と既に計測した健常人データの見直し、また皮膚血流を考慮 した新たな実験システムでの健常人データの計測を行なった。皮膚血流の影響はこれまで考えられていた以上に大きいことを確認し、その影響をふまえた上で、健常人データの見直し、まずは健常人データのみで論文発表をする事にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
これまでNIRSデータは脳血流を反映すると考えられてきたが皮膚血流を反映する成分も大きいとの知見が新たに得られたため、その皮膚血流の影響を確認する作業が必要となりました。また既存のシステムではその影響の除去は困難であるため、患者からも計測する予定でしたが、まずは健常人データについて解析し論文発表を行ない、その結果が認められた上で、患者からの計測に移行することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
学会参加などにより最新の情報収集を行ないながら、これまでに得られた健常人データの解析を行い、英語論文を作成し投稿する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
国内学会参加費として100,000円、英文校閲費として100,000円、論文投稿などに60,000円、その他(書籍、解析ソフト)に80,000円を計画している。
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