2011 Fiscal Year Research-status Report
安全な癌放射線治療実施のための放射線感応性色素素材の開発とその臨床応用
Project/Area Number |
23791390
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大城 佳子 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (50550159)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 線量計 / 医療安全 / Proof of concept |
Research Abstract |
原子力開発機構研究グループが開発しているゲル線量系が臨床応用できると考えられたため、共同研究を締結し、原子力研究開発機構の研究グループが現在、臨床データを取得中である。ガンマ線とエックス線、陽子線により色調変化が異なることを確認し、実際に両側乳房照射等で重なりがないことを示すことができることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
線量を測定するシートの開発は原子力開発研究所のグループと共同研究を行うことで達成できたが、感度の向上にまだ課題が残っている。臨床データの取得はすでに開始している。
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Strategy for Future Research Activity |
線量を測定するシートの感度の向上に努め、粒子線での臨床データの取得をする。研究成果の発表、および商標登録を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
23年度は線量と色調の関係のデータを取得するための光度計を購入できなかったため、24年度にそのための機器を購入する。スキャナが高度計の代用になることがわかったので、スキャナを購入する予定である。また、学会等における情報収集、研究成果の発表、さらに商標登録を行うための資金に充てる。
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