2012 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病の進行度が脳内アミロイド沈着及び糖代謝に及ぼす影響―PETによる検討―
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23791436
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
松島 成典 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70535575)
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Keywords | アミロイドイメーイング / FDG-PET / 糖尿病 |
Research Abstract |
糖尿病患者は漸増しており、2007年時点で予備軍を含め2200万人と推計されている。国内外における大規模調査では、糖尿病患者は脳血管性認知症のみならず、アルツハイマー病の有病率も健常者と比較し高いことが明らかとなっている。近年になり、アミロイドβタンパク質を画像化する方法(アミロイドイメージング)が確立され、アミロイドイメージングを行うことで、アルツハイマー病の発症前診断が可能になると期待されている。本研究では、健常者と比較し有病率が高いとされている糖尿病患者に対し、アミロイドイメージングおよびFDG-PETを行うことによって、アルツハイマー病の罹患リスクを早期に評価し、予防に役立てないか検討を行うものである。 2年目にあたる平成24年度では、被験者の認知機能検査を行った。いずれの被験者もMini-Mental State Examination(MMSE)、Clinical Dementia Rating(CDR)などの認知機能検査にて正常であった。さらに被験者の追加募集を行い、初回の認知機能検査、MRI検査、アミロイドイメージングおよびFDG-PET による糖代謝測定を行った。いずれの被験者も認知機能、アミロイドイメージング、FDG-PET検査で明らかな異常を示さなかった。 この研究は現在継続中であるが、今後予定されている追加検査を行うことで、糖尿病とアルツハイマー病との関連性について検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被験者のリクルートに遅延が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
H25年度には被験者に対して3度目の認知機能検査を行い、さらにアミロイドイメージングおよびFDG-PET検査を施行して、脳内 アミロイド沈着および糖代謝の変化を調査する。糖尿病の重症度と脳内アミロイド沈着、糖代謝、認知機能の間に相関が存在するのか を検討していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
H25年度の研究予算は、被験者に対して2度目の認知機能検査、アミロイドイメージング、FDG-PET検査を行うために利用する。
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Research Products
(2 results)